ルカ・スタンコフスキ

選手紹介
名前ルカ・スタンコフスキ(Luka Stankovski)
生年月日2002年9月2日
国籍/出身北マケドニアスコピエ)
身長190cm
ポジションCMF/AMF
所属FKラボトニツキ

ボバンがベルルスコーニに売り込んだマケドニアの大器

プレー動画          

経歴             

北マケドニア共和国の首都であるスコピエに生まれた彼は、父親のゴラン・スタンコフスキもマケドニア代表歴や指導者として知られる名手であり、兄のマリオ・スタンコフスキ(1999)もラボトニツキでプレーするなどサッカー家系にて育ってきた。FKラボトニツキには父がユース指導者として勤めていたことからチームに加入すると、近年ではエリフ・エルマスを輩出した優秀な下部組織内においても抜きん出た逸材として注目を集めている。

16歳の誕生日を迎えた2018年9月にラボトニツキとのプロ契約を締結すると、約1年後の2019年8月31日にはプルヴァ・リーガ(北マケドニア1部)のFKアカデミヤ・パンデフ戦にてトップデビューを飾っている。彼が本格的なブレイクを見せたのは2020/21シーズンであり、2021年2月現在のリーグ戦16試合で7得点2アシストの成績を残すなど、18歳ながら国内でも最高級の評価を得ており注目を集めた。そして2021年2月16日、イタリアのSSDモンツァ1912に2021年夏から加入することが決定しており、モンツァはセリエB(イタリア2部)で好調であるなど上手くことが運べばセリエAでその姿を確認できるだろう。

代表歴            

北マケドニアの世代別代表ではCOVID-19の影響で活動が限られるも、既に北マケドニアU17~U19にも選出されており、近いうちにフル代表デビューも視野に入っているなど北マケドニアを代表する逸材だ。

移籍の噂           

18歳となった同時期にはオランダ、ドイツ、イタリアのクラブからの関心が明らかとなり、セルビアのツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター・ベオグラード)は地元メディアがコラージュを作成して報じるなど移籍に近づいていたことが伺える。しかし、シーズン終了まで売却の意思がなかったラボトニツキによって交渉決裂となっている。

結果的にモンツァに加入することが決定した際には、現オーナーであるシルヴィオ・ベルルスコーニ(元ACミランのオーナー)に対して、ズボニミール・ボバンが直接獲得を進言するといった逸話が残っている。経緯としては父のゴランが友人であるボバンにビデオを送ったことでボバンが惚れ込んだものとなっている。

プレースタイル        

ボランチや攻撃的なミッドフィルダーの位置を主戦場としており、190cmの長い手足のリーチを活かしたボール奪取能力で中盤に安定感を与える存在だ。また、長身ながらテクニカルな一面を持っており、細かいタッチで相手を振り切った後、ミドルレンジからでも積極的にシュートを放ちゴールを奪うといった得点力も魅力的な特徴となっている。

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