ラフィウ・ドゥロシンミ

選手紹介
名前ラフィウ・ドゥロシンミ(Rafiu Durosinmi)
生年月日2003年1月1日
国籍/出身ナイジェリアラゴス)
身長192cm
ポジションCF
所属FCヴィクトリア・プルゼニ

チェコリーグを席巻する新たなナイジェリアンストライカー

プレー動画

経歴

■2003-2022年(幼年期~カルヴィナー)

ナイジェリア南西部にて同国最大の発展都市として栄えるラゴスにてラフィウ・ドゥロシンミは誕生した。初期キャリアを過ごしたのは『ユニーク・フットボール・アカデミー・ラゴス』であるが、当時については明らかになっておらず、彼のキャリアに関する記述が見られるようになったのは『ボックストゥボックスFC』での在籍時となっている。同クラブは所属選手を海外でプレーさせることを前提としたトレーニングクラブであり、ラトビアリーグからステップアップを果たしたトル・アロコダレ(2000年生)を成功事例としているなど、成長著しい環境にて彼も海外挑戦に向けての準備を続けていた。

 

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16歳当時には現在と同じような強靭なフィジカルが完成されており、メインチームでも結果を残しながら海外挑戦が可能となる18歳が近づくと、最初の挑戦先として契約を交わしたのがフォルトゥナ・リーガ(チェコ1部)に属する『MFKカルヴィナー』であった。2021年夏の移籍市場にて加入したカルヴィナーでは、トップチームではなくU19カテゴリに組み込まれながらチェコでの挑戦が始まり、U19でのデビュー戦からゴールを奪うなど約2~3ヶ月で11試合6得点の成績を収めている。

こうしたU19リーグでの活躍とは裏腹にトップチームは開幕から数ヶ月が経過しながらも未勝利が続くなど、クラブ内の雰囲気としては最悪な状況であった。指揮官の変更もありながら初勝利に向けた起爆剤としてピックアップされたのが彼であり、2021年10月のSKシグマ・オロモウツ戦ではU19から最初のトップデビューを飾っているが、彼の介入によって自体が劇的に変化することはなく時間だけが流れている。

彼がトップチームに引き上げられながらも依然として開幕から19試合未勝利が続く状況において、次第にサポーター内のトピックはシーズン初勝利をもたらすヒーローに誰がなるかという話題へと移り変わっていた。翌節のスラヴィア・プラハ戦はアウェイゲームかつ優勝争いを繰り広げる2位であるなど敗戦濃厚と考えられ、実際に試合展開も圧される内容であったが、後半開始より彼が投入されると後半24分に右サイドからのクロスボールに合わせ初ゴールを記録。その後も耐え続けたカルヴィナーは第20節にして念願の初勝利を掴み取り、この試合で唯一の得点を記録した彼がヒーローとしてチーム、サポーターに歓喜の瞬間を届けている。

結果的に2021/22シーズンのカルヴィナーはリーグ最下位とNFL(チェコ2部)への降格が決定しているが、わずか3試合での勝利にはすべて彼が関与しており、勝ち点3を獲得した3試合で3G1Aと貢献しながら、移籍初年度をTOP&U19を合わせて31試合9得点の成績にて終えている。翌2022/23シーズンはチェコ2部リーグで心機一転の挑戦が始まり、シーズンを占う重要な開幕2試合で1G1Aと勝利へ導くなどスタート奪取に成功。シーズン前半では得点だけでなくアシストも重ねながら、カップ戦を含めた19試合で7G5Aと19歳としては十分なスタッツで注目を集めると、そんな彼の獲得に動き出したのがチェコ1部の強豪『FCヴィクトリア・プルゼニ』であった。

 

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■2023年(ヴィクトリア・プルゼニ)

2023年1月の移籍市場では買取OP付きの期限付き移籍にて加入し、同月末のフラデツ・クラーロヴェー戦で移籍後初出場を達成するも、途中加入にて新たな環境と戦術に適応する必要性があったことから即座に主力へと定着ことはなく時間を必要としていた。このため初ゴールは加入から3か月後の2023年4月であったが、2位のスパルタ・プラハとの直接対決で決めた難しい体勢からのシュートで勢いに乗ると、チャンピオンシップラウンドでは3試合連続得点を記録。最終盤でようやく真価を証明したことによって、ヴィクトリア・プルゼニはオプションを行使して完全移籍にて買い取ることを選択している。

完全移籍を果たした2023/24シーズンでは、開幕に向けた入念な準備時間を得たことによって安定したパフォーマンスの継続に成功しており、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグのFCドリタ(コソボ)戦でシーズン初ゴールを記録。国内リーグでも絶対的なエースストライカーとしての立ち位置を確立するように開幕10試合で6G6Aと躍動しているほか、カンファレンスリーグでも重要な役割を見せているなど赤丸急上昇のストライカーとして注目を集めているところだ。

代表歴

ナイジェリア代表としてキャリアは現時点では歩み始めていない。近年ではヴィクター・オシムヘン、ヴィクター・ボニフェイス、テレム・モフィといった若き怪物ストライカーが欧州主要リーグを席巻していることもあり、彼が介入するには同レベルのステージで結果を残す必要があるだろう。このため、フル代表への道が開かれるのはヴィクトリア・プルゼニからの次なるステップアップのタイミングであると考えられる。

移籍の噂

ヴィクトリア・プルゼニとは2026年6月末までの契約を交わしているが、チェコリーグからのステップアップは既定路線であると考えられる。現時点で獲得に興味を持っているクラブとしてはヴォルフスブルク(ドイツ)が報じられており、500万~1000万ユーロの金額であれば成立する見立てとなっているところだ。

プレースタイル

192cm/85kgの体躯を持つ彼は、ナイジェリアンストライカーのトレンドを継承する大型のセンターフォワードだ。高い運動能力で空中戦で一定の強さを誇るほか、バイシクルシュートなどの難しい体勢からでもゴールを貪欲に狙う高難易度の得点も多いアフリカ系らしさのあるストライカーと表現できるだろう。

フィジカルを活かしたプレーを得意とするが、その一方でボールコントロールの上手さを持っているため、純粋に優れたタッチで簡単に奪われないキープ力や打開力も見せる。ゴールシーンの多くはボックス内での駆け引きを制しながらクロスボールに合わせるスタイルであるなど、チームを問わずに活躍できるような選手であると考えられる。

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