ルイス・マイリー

管理人推薦選手紹介
名前ルイス・マイリー(Lewis Miley)
生年月日2006年5月1日
国籍/出身イングランドスタンリー)
身長185cm
ポジションCMF/AMF
所属ニューカッスル・ユナイテッドFC

17歳離れした適応力を持つニューカッスルの至宝

プレー動画

経歴

■2006-2013年(幼年期)

イングランド北東部のダラム州において、かつて鉱山労働者の居住地域(コール・タウン)として栄えていたスタンリーという街にてルイス・マイリーは誕生した。家族は両親と2歳上の兄ジェイミー、そして二人の弟であるメイソンとレイトンがいるなど、兄弟全員がフットボールに取り組んでいる男だらけの賑やかな環境で育っている。

引用:https://beamishfootballcentre.co.uk/wp-content/uploads/2022/10/Beamish-Football-Centre-Brochure-WEB2.pdf

グラスルーツを地元スタンリーの『ビーミッシュFC』にて過ごしており、これまでに兄弟全員が所属していたなどクラブ公式案内でも家族ぐるみの付き合いがあると紹介されるような関係性であった。同クラブは過去にリアムとルイスのギブソン兄弟やトミー・ロブソンを代表例にニューカッスル・ユナイテッドFCやサンダーランドAFCを中心に才能を次々に送り込んでいたようなメソッドを保有しており、現在ではビーミッシュ・フットボール・センターをさらなる改装によってダラム州を代表するまでの育成機関にまで成長を遂げている。

初等教育をタンフィールド・リー・コミュニティ小学校に在学し、7歳の誕生日を迎えた後には北東部の少年らが憧れる『ニューカッスル・ユナイテッドFC』の下部組織に入団。小学校時代には11歳の頃に学内で構成されたチームをストライカーとして3つの大会での優勝に導いているなど、ニューカッスルの下部組織だけでなく学校や地域のチームとしても彼は優秀な成績を収めていた。

■2013-2023年(ニューカッスル)

2021/22シーズンよりピーター・ラメージが率いるニューカッスルU18へと昇格を果たし、デビュー試合となった開幕節のバーンリーFC戦は3-8とほろ苦い思い出となっているが、数試合後にはレギュラーポジションを15歳にして確立。U18では兄のジェイミーとの共演で牽引しているが、チームは守備組織において不安を抱えているなど成績は悪く、U18プレミアリーグでは個人成績として24試合2G2Aを記録するもチームは得失点差「-42」の地区最下位で終えている。

 

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翌年もU18から始めているが、FIFAワールドカップ2022による中断期間を境にニューカッスルU21に昇格。2022年11月にはアラン・シアラーを発見したジャック・ヒクソンの名を冠したアワードにて有望な若手選手として表彰されると、翌月にはリヤド(サウジアラビア)でのトレーニングキャンプに帯同しながら、アル・ヒラルとの親善試合にて非公式ながらTOPデビューも飾ることに成功している。多くの学びを得たキャンプから年が明けた2023年1月にはニューカッスルU21の主力に定着しており、プレミアリーグ2では9試合で2G5Aと躍動している。これらの活躍によって2023年5月には最初のプロ契約を締結させるだけでなく、同月末に行われたプレミアリーグ(イングランド1部)最終節のチェルシー戦ではクラブ史上最年少でのTOPリーグデビューを達成するなど1シーズンで異なる3カテゴリでのプレーを実現させた。

2023/24シーズンの当初はニューカッスルU21でのプレーが想定されていたが、サンドロ・トナーリの賭博違反による出場停止処分やエリオット・アンダーソン、ジョー・ウィロック、ショーン・ロングスタッフの相次ぐ負傷離脱など、手薄になった中盤の層を埋めるようにして2023年11月からエディ・ハウが率いるTOPチームに彼は引き上げられていた。こうした状況が重なってことで第11節のボーンマス戦にてプレミアリーグ初先発を果たし、続くチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドを相手にはフル出場で勝利に貢献するなど、緊急事態のなかでスタメンの座をそのまま奪ってしまう勢いにあるところだ。

代表歴

ニューカッスルU18で頭角を現していた2022年8月に16歳でイングランドU17でのデビューを飾り、U17では主に北欧の国々を中心としたノルディックU17選手権で躍動した。2023年9月にはサイモン・ラスクが率いるイングランドU19にまで到達しているが、現在の活躍度からU21カテゴリ以上に招集される可能性が高いだろう。

移籍の噂

7歳から所属しているニューカッスル・ユナイテッドへの愛着は強く、2023年5月に締結したプロ契約の内容は明らかになっていないが生え抜きのホープとして定着することだろう。既に下部組織からTOPチームの主力となっているショーン・ロングスタッフやエリオット・アンダーソンを見習いたいと語り、クラブとしてもサウジアラビア資本によって買収されたことで成長著しい状況下にあるなど彼への追い風も吹いている。

代理人はチームメイトのアンソニー・ゴードンなどをクライアントに持つ「ユニーク・スポーツ・グループ」が務めており、フットボール界を代表する大手代理店であるためキャリアマネジメントを安心して任せられることだろう。ローン移籍でその成長を加速させるような選択肢も彼には考えられるが、現時点では指揮官のエディ・ハウは否定し共にトレーニングに励むことが重要であると語っているなど期待値は高い。

プレースタイル

彼はインサイドハーフ(No.8)を主戦場とする右利きの選手ではあるが、学業にも表れているような勤勉性と学習能力の高さにて一列下がったポジションでも理解度を深めながら起用にこなすことができる柔軟なタイプだ。フットサルにも取り組んでいたように足元のテクニックが快適であり、プレミアリーグの激しいピッチ上でも呑まれることなくベテランさながらの判断力で対処するなど彼が即座にTOPチームに適応できた理由の一つとなっている。

こうした年齢離れした佇まいがピックアップされる一方で、17歳らしさのある大胆なアクションも取ることが可能であり、自陣・敵陣を問わないパス能力の高さを見せつけるだけでなく、周囲の動きによって発生したスペースを突くような優れたポジショニングも彼の強みだ。現段階ではクラブ公式サイトで185cmと線は細いものもフィジカルのポテンシャルも備えているなど、細かな要素の改善のみで高いレベルに到達できるだろう。

小ネタ

通っていたタンフィールド・スクール(中等学校)では真面目な生徒として知られており、11年生時の出席率は99%であった。また、9年生の頃には学内のフットサルチームを全国大会出場に導いたこともあり、こうしたフットボールやフットサルだけでなくクロスカントリーも力を入れて取り組んでいたという。三男のメイソンはニューカッスル・ユナイテッド、四男のレイトンはサンダーランドの下部組織にそれぞれ所属している。

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