イバン・ロマン

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名前イバン・ロマン(Iván Román)
生年月日2006年7月12日
国籍/出身チリサンティアゴ)
身長183cm
ポジションCB
所属クラブ・デポルティーボ・パレスティーノ

ロマン溢れるパレスティーノのダイヤモンド

プレー動画

経歴

■2006-2024年(幼年期~パレスティーノ)

イタリア代表がPK戦にて6大会ぶりのワールドカップ優勝を果たしてから3日後の2006年7月12日、イバン・ロマンはチリの首都サンティアゴに誕生した。家族は父ラミロ、母マリアに加えて姉と弟がいる5人家族であり、イバンという名前は父のアイドルである元チリ代表の「イバン・サモラーノ」にちなんで名付けられた背景があるなどフットボールは日常に溢れていた。4歳になると1920年にパレスチナ人の移民グループによって創設された『クラブ・デポルティーボ・パレスティーノ』に入団しており、そこから現在に至るまで同クラブにて多くの時間を過ごしている。

パレスティーノの下部組織で大きな成果を残したのは2022年シーズンであり、元パレスチナ代表のロベルト・ビシャラが率いるU17カテゴリにおいて、4つの主要コンペティションの全てを好調な成績を終えていた。特にアペルトゥーラ(前期)ではコロコロを下して前期リーグの国内チャンピオンに輝くなど、2007年以来となる同大会での優勝に貢献している。その後、新たな2023年シーズンが1月より開幕すると、プリメーラ・ディビシオン(チリ1部)の開幕節となるアウダックス・イタリアーノ戦にて後半ロスタイムでのTOPデビューを達成。チリ国内の2006年生まれとして最も早くTOPリーグの空気に触れるなど期待値は大きいものであった。

そこから2ヶ月後の2023年3月には16歳でプロ契約にサインし、プロ選手としてのキャリアをスタート。こうしてプロとしての扉が開かれた2023年シーズンはいくつかの試合でベンチ入りを果たすも、結果的に2試合(計3分)の出場機会で終えていた。そんな彼が脚光を浴びることになったのは2024年シーズンのことであり、スカッドに大きな変化はなかったもののパブロ・サンチェスが採用する4バックにおけるセンターバックとして開幕節からフル出場を達成している。

 

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チリ国内リーグの開幕から4日後に行われたコパ・リベルタドーレスでは、ポルトゥゲーサ(ベネズエラ)戦にてセットプレーの流れからこぼれ球を左足でゴールに叩き込んでおり、同大会におけるチリ人選手としての史上最年少得点記録(17歳230日)を樹立。2024年4月のクルブ・ボリバル(ボリビア)戦では前半25分にPKを献上、前半終了間際には球際での深いタックルで2枚目の警告で退場するなど、最年少退場記録も含めて不名誉な試合も経験した。それでも指揮官は彼を信頼して起用を続けており、チリ国内リーグでは11節の消化時点で2位であるなど、チームの躍進とともに評価を向上させているところだ。

代表歴

2021年のU15南米選手権はCOVID-19の影響で中止を余儀なくされていたが、2021年7月よりチリの世代別代表も活動を再開。国際大会での活動には至っていないが、2021年11月に開催されたチリ国内の親善トーナメントではチリU15代表として招集されており、決勝戦となるウニオン・エスパニョーラU15戦ではCKからヘディングで先制点を奪うなど優勝に貢献している。

その後、2022年5月には15歳ながらチリU17でのデビューも飾っており、U15から継続して不動の3番としてチームを牽引していた。2023年4月には最初の主要コンペティションとなるU17南米選手権にも挑んでおり、ファーストステージでは3試合1得点1アシストを記録しながらブラジルに次ぐ2位での突破に成功。ファイナルステージではキャプテンマークも着用していたが、チームは5試合で1点も奪えずに全敗を喫するなどU17ワールドカップへの出場権を逃している。2023年12月にチリU20でのデビューを果たしているが、現状はクラブでの活動が優先的に行われている。

移籍の噂

具体的な契約期間については不明だが、2023年3月に最初のプロ契約を締結しているため、最低でも2025年または2026年12月末までの契約が残っていることだろう。また、代理店はチリ国内の様々なアスリートをクライアントに持っているネクストレベルスポーツが務めている。

現時点で移籍に関する活発な報道はされていないが、直近ではコパ・リベルタドーレスでの活躍を目にしたタジェレス・デ・コルドバ(アルゼンチン)が関心を持っているという。彼自身はSNSにてインテル・ミラノ、インテル・マイアミ、マルセイユ、バルセロナをフォローしており、特に幼少期にシャツを着た写真のあるインテルは思い入れがあることが推察される。おそらくアレクシス・サンチェスのファンだろう。

プレースタイル

イバン・サモラーノにちなんで名付けられた彼だが、本職とするのは本家イバンのストライカーではなくセンターバックとなっている。利き足は右足でありながらも、チーム内に左足のセンターバックが未充足な状況であるため、組み合わせに応じて左右両方で起用されている一面を持つ。身長は183cmと同ポジション基準で見ると優位性はないが、それ以上に球際でのデュエルに強い特徴があり、シュート/パスコースの予測力や身体ごと投げ出しながらボールをリカバリーする能力など、堅実かつアグレッシブなスタイルでゴールから遠ざけることを得意とする。

ビルドアップにおいても重要な役割を担っており、彼が中央への縦パスやファイナルサードへのフィードなどをすることでチームのスイッチを入れる場面も多い。一方で成功率については課題とする部分もあるが、臆することなくチャレンジを続けるため改善は時間の問題だろう。その他、チームのリーダーとして牽引するキャプテンシーや、パレスティーノのセンターバックの殆どが10歳以上離れたベテランクラスであるため、こうした環境で経験を学ぶ機会があることも恵まれている。

小ネタ

弟のアグスティンはウニベルシダ・デ・チリの下部組織に所属している。

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