名前 | アーネスト・ヌアマ(Ernest Nuamah) |
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生年月日 | 2003年11月1日 |
国籍/出身 | ガーナ |
身長 | 178cm |
ポジション | WG/CF |
所属 | FCノアシェラン |
毎年恒例で出現するRtD産の新星ドリブラー
プレー動画
経歴
■2003-2022年(幼年期~ライト・トゥ・ドリーム)
家族や幼少期に関する情報はないが、彼は西アフリカのガーナ共和国で誕生した才能だ。本格的なフットボールの教育を受けているのが近年の選出輩出が目覚ましい『ライト・トゥ・ドリーム(RtD)』であり、10歳頃の2014年から在籍していると思われる。RtDでは2017年5月にオランダで開催されたMarveld Tournament 2017(U15トーナメント)において13歳ながら背番号7を与えられていた。
スカッドの半数以上が今ではプロカテゴリに到達した選手で構成されているアヤックス、前回覇者のベンフィカといった育成の名門クラブを相手にプレーすると、結果的にカマルディーン・スレマナが大会MVPに輝くなどRTDの育成力を証明する初優勝を経験。それから2年後には長野県で行われたJリーグインターナショナルユースカップも制覇し、そして国外への扉が開かれる18歳となった2022年1月の移籍市場にて提携クラブであるデンマークの『FCノアシェラン』へと舞台を移している。
■2022年(ノアシェラン)
最初の数ヶ月はリザーブで調整しており、トップカテゴリで出場するようになったのは2022年4月からであった。ノアシェランはレギュラーシーズンを10位で終えたことで降格ラウンドに移行しており、ひとつの敗戦が命取りとなる重要なシーズン終盤戦に彼が登場すると、デビュー戦となったオーフスGF戦でいきなりのデビュー弾を記録。この得点を含めたMOMの活躍が評価されたことにより、その後はシーズンを終えるまでの9試合にすべて出場(193分)している。
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2022/23シーズンに入ると、シモン・アディンガの退団に伴って空席となった枠を勝ち取り、デンマーク・スーパーリーグ(1部リーグ)の開幕節ではチームのオープニングゴールを記録。ノアシェランも昨年の低迷とは見違えるような強さで首位に浮上するなかで、彼はここまでの13試合で5得点2アシストと攻撃の原動力となっているところだ。
代表歴
クラブでの活動に集中しており、現時点ではガーナ代表としてのキャリアは本格的には進んでいない。これからだろう。
移籍の噂
FCノアシェランとの契約期間は明らかにされておらず、今季よりブレイクの気配を漂わせている状況であることから移籍についても報じられていない。とはいえ、先人と同じように主要リーグへの挑戦は早々に実現する見通しだ。
プレースタイル
ノアシェランの指揮官であるフレミング・ペデルセンは彼をドリブラーとして信じられないほどのスピードと加速、俊敏性を備え、利き足の左足だけではなく逆足も使える個性的な選手だと評している。ドリブラーとしてはスペースに対してボールを動かす傾向にあり、純粋な走力で優位に立つようなスタイルだ。
体格も178cm/71kgとフィジカルコンタクトにも強く、相手を背負いながらのキープや身体が入れ替わった後も次のプレーに倒れることなく繋げようとする意識を感じられる。ボールを持った際の爆発力はカマルディーン・スレマナやシモン・アディンガといった先人にも引けを取らない強みであるため、より洗練されていくことで一流の領域へと進化するだろう。