名前 | ヤシン・エズジャン(Yasin Özcan) |
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生年月日 | 2006年4月20日 |
国籍/出身 | トルコ(キャウトハーネ) |
身長 | 185cm |
ポジション | CB/LSB |
所属 | カスムパシャSK |
BIG6でのプレーを夢見るカスムパシャの大器
プレー動画
経歴
■2006-2018年(幼年期~カラドラプスポル)
トルコ・イスタンブールにおいて労働者階級の地区であるキャウトハーネに生まれた彼は、タクシードライバーの父と専業主婦の母、そして6歳離れた10歳の妹の4人家族にて育っていた。キャウトハーネでは3歳まで過ごし、その後は家族のルーツであるトルコ東部のスィヴァスでの生活がスタート。親戚に1~2人のアマチュアレベルの選手がいるだけで特にサッカーに対する情熱は薄いような家庭であったが、彼自身が地域のサッカースクールに入団したいと懇願したことでキャリアが始まっている。
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小学校3年生になると友人に誘われてスィヴァス県の行政クラブ『Sivas Il Özel Idaresi Spor』のトライアウトに参加すると、そこでAhad Ayvalıoğluから才能を見出されるようにして質の高い環境へ身を移している。11歳になると家庭の都合でイスタンブールに引っ越す必要があったことで退団しており、次に所属したのは引越し先の近所にあった『カラドラプSK』であった。カラドラプではベクタシュという人物から評価され、1年目から様々なプロクラブのトライアウトに参加していたが入団に至ることはなく、最終的には同氏がコネクションを持っていた『カスムパシャSK』に認められるようにして12歳より念願のプロクラブへのステップアップを果たしている。
■2018-2023年(カスムパシャ)
キャリアの始めは左ウィングの攻撃的なポジションであったが、身体的な成長によってセンターバックとしてプレーすることを勧められており、カスムパシャのユースでも方針を変えることなく育成をされていた。2021/22シーズンではU16カテゴリのエリートリーグでプレーしていたが、16歳で迎えた2022/23シーズンのプレシーズンよりサミ・ウグルルが率いるトップチームに飛び級で帯同。その際に背番号として選択したのが、トルコのナンバープレートにも用いられるスィヴァスの地域番号である「58」であった。
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2022年8月に開幕したスュペル・リグ(トルコ1部)第1節のイスタンブール・バシャクシェヒルFK戦にて後半頭からいきなりのデビューを飾っていたが、チームは開幕2試合で計10失点と守備崩壊していたことからサミ・ウグルルが解任されるなど、彼の姿が再び見えるようになるのはそれから数カ月後となっている。
当面はU19リーグでの起用が続いていたが、シーズン3人目の監督となったセルチュク・イナンの下でFIFAワールドカップによるリーグ再開後から抜擢されるようになり、新たな境地として左サイドバックの道を示されていた。2023年1月のイスタンブール・バシャクシェヒルFK戦ではカスムパシャのクラブ史上最年少記録となる16歳9ヶ月1日でのゴールを奪うなど躍動。2023年4月よりシーズン4人目の監督となるケマル・オズデシが就任するなど、指揮官の趣向する異なるスタイルへの適応が必要とされる状況下でも確かな手応えを感じているところだ。
代表歴
トルコの世代別代表ではOnur Zayimが率いるU16~U17を主戦場としており、現在はトルコU17で守備を統率している。
移籍の噂
トルコサッカー協会の登録上ではカスムパシャとの契約は2025年5月末までとなっている。具体的な関心の噂は報じられていないが、インタビューではイングランド・プレミアリーグのBIG6(アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシー、トッテナム)への憧れを公言している。
プレースタイル
ユースカテゴリでは希少価値の高い左利きのセンターバックであったが、トップチームでの起用は左サイドバックであり、異なる役割を持つポジションながらも現在では自身の最適解としては左サイドバックだと考えている。16歳ながらも堂々とトップカテゴリでプレーしており、年齢以上の成熟度を持つディフェンス面は指揮官からも評価を得た。課題はボール保持時にあり、ビルドアップ面でも改善が必要であったが左サイドバックに配置されたことで改善の兆しを見せている。
また、185cmと平均的な体躯を誇るがフィジカルコンタクトでは屈強な選手らに比べると今後の成長が必要となっている。攻撃面ではミドルレンジからでも積極的にシュートを放ち、ファーストゴールもその積極性によるものであった。経験豊富なチームメイトから学びを得るとともに、世界的な名選手でアイドルとしているのはセルヒオ・ラモスだ。
小ネタ
蜘蛛(クモ)が苦手。