ティホ・ラント

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名前ティホ・ラント(Tygo Land)
生年月日2006年1月11日
国籍/出身オランダパイゼ)
身長178cm(※推定)
ポジションCMF/DMF
所属PSVアイントホーフェン

バルセロナでのプレーを夢見るNEXTフレンキー

プレー動画

経歴

■2006-2022年(幼年期~ヘーレンフェーン)

オランダ北東部のドレンテ州ノールデンフェルトに属するパイゼという街に生まれ育っており、3歳の頃には地元のアマチュアクラブである『VVパイゼ』のスクールでボールを蹴り始めているが、F1(U5-U7)にも頻繁に参加させられるなど才能は既に光っていたという。このため4歳になるとFCフローニンゲン、1年後にはSCヘーレンフェーンからスカウトされており、前者のフローニンゲンは12歳から入団できなかったことで破断となったが、ヘーレンフェーンはすぐに入団することが可能であったことから5歳(2011年)になると『SCヘーレンフェーン』のスクールでもプレーするようになっている。

ただし、年齢的な若さから8歳まではパイゼでプレーを続け、ヘーレンフェーンには週2回の練習に参加するとして地元の友人らとの関係性は継続。この両立によって異なる環境に適応することにも難しさを感じることはなく、9歳から週4回以上のトレーニングに切り替わるタイミングでヘーレンフェーンでプロ選手を目指すためのフットボールに集中している。それでも小学校はパイゼのままで午前2時までの授業からヘーレンフェーンに送り迎えしてもらう生活となり、放課後に友人と遊ぶような時間はほとんどなかったが、次第にそのような状況にも慣れていたという。

O11(U11)の頃に国際トーナメントでマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティやFCバルセロナといった世代屈指の才能らと対戦したことは特別な体験であったと語り、こうした経験を糧に成長を続けていた彼には比較的早い転機が訪れることになる。オランダではプロ契約を締結できる年齢が16歳から15歳に引き下げられており、2021年4月に彼は15歳にしてヘーレンフェーンにおける史上最年少でのプロ契約を締結したのだ。

プロ移行後の2021/22シーズンをU17カテゴリにてプレーし、3年以内にTOPデビューすることを描いていたが、2022年夏の移籍市場にて新天地として選択したのが『PSVアイントホーフェン』であった。70万ユーロ(約1億数千万円)という金銭をヘーレンフェーンは得ているが、それ以上に大きな才能を手放したことや彼自身が退団を望んだことに失望を感じさせる出来事となっている。

■2022-2024年(PSVアイントホーフェン)

PSVに加入後は元オランダ代表のテオ・ルシウスが率いるO18(U18)カテゴリを中心にプレーしており、2022/23シーズンのU18リーグでは25試合8得点1アシストの成績を収めるだけでなく、秋季シリーズの優勝を経験。2023年5月に行われたアヤックスO18との総合優勝決定戦では後半終了間際に投入され、ユリアン・クワイタールの劇的同点弾によってもたらされたPK戦でも6人目のキッカーとして外せば負けの状況下でも冷静に成功させるなど最終的な総合優勝に貢献した。

 

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2023/24シーズンでは新たに就任したピーター・ボスの体制下でオーストリアでのプレシーズンキャンプに帯同し、FCアイントホーフェンとのPSMなどアピールに成功した彼は2023年8月のエールディヴィジ(オランダ1部)開幕節となるFCユトレヒト戦でTOPデビューを達成した。それでも主戦場はエールステ・ディヴィジ(オランダ2部)のリザーブチームであるヨングPSVとなり、2023年9月のSCカンブール戦では一挙2得点でシニアカテゴリでの初ゴールを記録するなど難なく主力として適応している。オランダ2部リーグでは26試合4得点5アシストと上々な成績を残し、シーズン後半の2024年4月にはフィテッセ戦にてイルビング・ロサノの得点をアシストするなど限られた出場機会でTOPチームでも結果を残しているところだ。

代表歴

2021年11月にオランダU16としてのデビューを15歳で達成すると、PSVの移籍後にはオランダU17を主戦場にプレー。2023年のU-17EURO本大会ではキャプテンマークを着用するも、3大会連続で決勝進出(COVID-19による中止期間を除き)していた同国をグループステージ敗退という悔しい経験を味わってる。その後は17歳でオランダU19に飛び級選出されるほど評価を高めており、世代別代表での重要なタイトル制覇に向けて健闘し続けている。

移籍の噂

PSVとは2024年7月に新たな契約として2029年6月末まで延長しており、予定通りに事が進むのであれば2024/25シーズンはPSVのTOPチームにてプレーすることだろう。ヘーレンフェーンの在籍時にはオランダのトップクラブを経てからFCバルセロナに移籍することが夢であると語っており、その描いたルート通りにキャリアを歩んでいるなど、将来的に到達する可能性は十分にあることだろう。

プレースタイル

中盤を主戦場とする彼は、ヘーレンフェーンのユースコーチであるニーク・ウェストラが語るように幼い頃から「考える」という天性の才能を持った選手だ。当時から自身のプレースタイルをゲームコントローラーではなくプレイメーカーであると例えており、フレンキー・デ・ヨングをモデルとしながら自他ともに類似性を感じさせている。当然ながらパスセンスは一流であり、華麗なボールコントロールに加えてシンプルかつ効果的なフェイントと捉えられないタッチで推進させられるドリブル能力、ゴール前でも冷静なフィニッシュワークは大きな特徴だ。

小ネタ

彼女はユトレヒト大学の女子大生

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