名前 | ティモシー・ウェア(Timothy Weah) |
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生年月日 | 2000年2月22日 |
国籍/出身 | アメリカ(ニューヨーク) |
身長 | 185cm |
ポジション | CF |
所属 | PSG |
偉大なる父を持つパリ・サンジェルマン期待のルーキー
プレー動画
経歴
彼の父は説明が不要とも言える 現リベリア共和国大統領のジョージ・ウェアであり、三男としてアメリカはニューヨークで誕生。彼をサッカーに導いたのは父ではなく母クラールであり、フロリダ州にあるウエスト・パインズ・ユナイテッドというクラブで初期のキャリアをスタートさせた。その後、ニューヨークに戻り、叔父が経営をしているクイーンズにあるローズデル・サッカークラブでプレーした彼は、10歳から米国サッカー・デベロップメント・アカデミークラブのBW Gottscheeにて3年間を過ごした。2013年から2014年にかけての1年間はニューヨーク・レッドブルズのU-13/U-14アカデミーでプレーをしており、同年にはチェルシーのトライアルにも合格するほどの逸材として数えられている。そんな彼だが、イングランドでのプレーではなくフランスに移り、2014年よりパリ・サンジェルマンのアカデミーへと移籍をした。
2016-2017年シーズン、UEFAユースリーグ16-17に臨むパリ・サンジェルマンU-19チームに選出された彼は、グループリーグ第2節 ブルガリアのログロニェスとの試合でハットトリックを記録し、8-1とチームの大勝に貢献をしたことで話題を生んだ。
2017-2018年シーズン、2017年7月3日にパリ・サンジェルマンとのプロ契約(3年契約)を結んだ彼は父と同じくプロとしてのキャリアをスタートさせた。4部相当のBチームやUEFAユースリーグでのプレーがメインだったが、2018年3月3日のESトロイとの試合において後半33分からロ・チェルソとの交代でトップチームデビューを飾り、同シーズンはこの試合を含む3試合にトップチームとして出場をしている。
2018-2019年シーズン、プレシーズン期間中に開催されたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)にて彼は自身の評価を高めることとなる。バイエルン・ミュンヘンとの試合では非公式記録ながら初得点を記録し、続くアトレティコ・マドリードとの試合ではアシスト、アーセナルとの試合ではPKを奪取するなど彼の活躍は最も明るい話題であった。そのような活躍がキッカケとなり、リーグ・アンの開幕戦であるSMカーンとの試合で後半37分からネイマールに代わり途中出場をすると、そこから7分後にチーム3点目となるリーグ・アン初ゴールを記録する活躍を残している。いきなりのゴールでトップチームでの定着かと思われていたが、現在は招集外が続いているため、まずはトップチームでの定着が目標となるだろう。
代表歴
2012年の夏、12歳でU-14アメリカ選抜でデビューをした彼は、2015年にアメリカU-15代表としてプレーをしている。アメリカU-17代表では2017FIFAU-17ワールドカップの決勝トーナメント1回戦、パラグアイU-17代表との試合においてハットトリックを記録するなど、ベスト8入りに貢献した。そんな彼はフル代表でのプレーが可能な国として、リベリア、フランス、ジャマイカ、アメリカの4ヶ国から選択できる権利があった。前述のようにアメリカの世代別代表としてプレーをしてきた彼は、アメリカ代表としてプレーすることを望んでおり、彼の希望が叶う形で2018年3月28日にパラグアイ代表との試合でアメリカ代表としてデビューを飾った。プリシッチ、サージェント、マッケニーらと共に次世代のアメリカを牽引していく存在となるだろう。
移籍の噂
2017年7月にプロ契約を締結した彼はパリ・サンジェルマンとの契約を2020年6月末まで残している。移籍の前にトップチームでの定着を目標としているため、チャンスが極端に減らない限りなびくことは少ないか。公には報じられていないが、父が最も成功を収めたクラブであるACミランでのプレーを将来的には希望するかもしれない。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2018-19 | セルティック | on loan |
2019-20 | LOSCリール | 1000万ユーロ |
プレースタイル
彼はセンターフォワードのプレーヤーとして分類されているが、ウィンガーとしても評価を高めつつあるため、総称としてアタッカーだと言えるだろう。 父譲りの並外れた身体能力を持っており、中でも爆発的なスピードは最たる武器だ。スピードを活かしたドリブル、非凡なパスセンスで相手を脅かす彼は、意外にも得点を決めることよりも、アシスト欲みたいなものを感じられるところも見られる。18歳ながらゴール前で落ち着き払っているため得点を量産することも可能か。将来的にどのスタイルに落ち着いていくのか、今後も継続的に注目すべき存在だろう。