アーチー・グレイ

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名前アーチー・グレイ(Archie Gray)
生年月日2006年3月12日
国籍/出身イングランド/スコットランドダラム)
身長185cm(※推定)
ポジションCMF/RSB
所属リーズ・ユナイテッドFC

リーズで王朝を築くグレイ家のサラブレッド

プレー動画

経歴

■2006-2014年(幼年期)

イングランド北東部において世界遺産にも登録されているような古い町並みが残るダラムにアーチー・グレイは誕生している。彼を語る上で欠かすことができないのがフットボーラーとして生粋のサラブレッドであることであり、父親のアンディ・グレイと祖父のフランク・グレイ、大叔父のエディ・グレイは共に元スコットランド代表のプロフットボーラーであるなどグレイ家に脈々と受け継がれてきた才能が彼にも当然のように継承されていた。

高級住宅街のハロゲイトにて活動している『FDSハロゲイト・サッカー・スクール』にて4歳から参加しており、ブラジル流の育成メソッドを採用する方針の下、フットサルにて基礎技術を習得。ハロゲイトと連携しながらトライアルの機会を提供している『リーズ・ユナイテッド』に彼も挑戦すると、当然のように合格を言い渡されながら2014年(8歳)よりグレイ家の先人に続いてリーズでのキャリアを始めている。

■2014-2023年(リーズ・ユナイテッド)

15歳で迎えた2021/22シーズンではリーズU18に昇格しているが、1ヶ月後にはEFLトロフィーにてリーズU21でのデビューを達成。これだけでも15歳の少年としては貴重な経験であったが、マルセロ・ビエルサが率いるTOPチームのスカッドにて11人に及ぶ負傷離脱が続いていたことから、2021年12月にはプレミアリーグ(イングランド1部)でのベンチ入りも彼は経験している。リーズ・ユナイテッドのスポーツディレクターを当時務めていたビクター・オルタは、アンヘル・コレアやクン・アグエロ、ドウグラス・コスタを15歳の頃に見た際の衝撃を彼にも重ねているなど、クラブにおいても稀有な才能として特別視されるような評価を受けていた。

翌2022/23シーズンでは16歳ながらTOPチームへの介入が期待され、プレシーズン開始時からオーストラリア遠征に帯同するなど順調な歩みを続けていた。しかし、2022年9月下旬に自宅のドアに足の指をぶつけたことで関節の骨折が発覚すると、復帰後には足首の問題で再離脱し、そこから高熱の症状も続くなど9月下旬から2月下旬までの約4ヶ月間はプレーができない状況であったという。3月の復帰後は試合勘を取り戻すためにリーズU21での調整を行いながら、いくつかの試合でプレミアリーグでのベンチ入りを果たすだけでなく、シーズン最終盤にはプレミアリーグ2(イングランドU21リーグ)のトップティアにリーズU21を昇格させるなど少ない時間でも着実な結果を彼は残している。

 

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リーズのTOPチームは降格を喫したことで新たな2023/24シーズンではチャンピオンシップ(イングランド2部)での挑戦がスタート。1シーズンでの昇格に向けてダニエル・ファルケが指揮官に就任し、確実な結果が求められるチーム状況でありながらも彼はアピールに成功したことで2023年8月の開幕節となるカーディフ戦はイーサン・アンパドゥと共にダブルボランチの一角としてフル出場を達成している。弱冠17歳でレギュラーポジションを確立するだけでなく、本来は中盤を主戦場でありながらも、リーズに必要なピースとなりたいという意向だけで右サイドバックへのコンバートを快諾すると、そこから現在に至るまで同ポジションで起用に応え続けるなど新境地を開拓した。

代表歴

イングランドU15から世代別代表としてプレーしているなどエリート街道を歩んでおり、イングランドU16ではキャプテンマークを着用。2023年5月に開催されたU17EUROでは惜しくも5位にて終えるもすべての試合に出場するなど主力として躍動した。2023/24シーズンの活躍によって2023年10月には飛び級にてイングランドU19でのデビューを果たすと、ここでも右サイドバックとして試されながら2023年11月にはイングランドU20の舞台にも到達している。

現時点ではイングランドを常に選択しているが、父親および祖父世代から続いているスコットランド代表の道を選択する可能性も残しており、実際にスコットランドU21の指揮官を務めるスコット・ゲミルや現役のスコットランド代表およびリーズのチームメイトであるリアム・クーパーは説得する動きを見せているなど今後の選択に注目が集まっているところだ。

移籍の噂

リーズ・ユナイテッドとは2025年6月末までの契約を残しているが、リヴァプールやボルシア・ドルトムントは積極的な動きを見せており、リヴァプールは推定4000~5000万ポンドの高額オファーを用意しているなど魅力的な価格の前で揺れ動いている。ドルトムントについてはサンチョやジュード・ベリンガム、バイノー=ギッテンスのようなイングランドから引き抜き育てる流れに乗せたい意図を感じられ、実際に彼のインスピレーションもジュード・ベリンガムにあることから候補となるような移籍先だろう。

直近のインタビューでは弟ハリーと共演や、子供の頃からリーズでチャンピオンズリーグを優勝することが夢であったことを語っており、祖父世代から続くグレイ家としての役割など様々な要素が絡んでいるため残留の可能性も少なくない。1月に売却し夏まではローンでリーズに残る、このパターンが最も現実的と見られているが、リーズは新契約の準備をしているなど年齢的な部分も含めて焦らない選択が必要だ。

プレースタイル

幼い頃はジネディーヌ・ジダンとリオネル・メッシに影響を受け、現在はジュード・ベリンガムを最大のインスピレーションとしているなど、彼本来の姿はボックストゥボックスのミッドフィールダーだ。大叔父のエディ・グレイのようなエレガントなボールコントロールと軽やかな身のこなしで密集地を苦としないキープ力と推進力を武器とし、中盤の底でゲームメイクもできるほか、献身的なアクションでポゼッションに幅を持たせる動きも得意とする。非凡なパスセンスと精度の高いシュートも魅力的でありながら、守備時でも的確な判断でしっかり危険な芽を摘むアグレッシブな一面もあり、まだ線は細いが体の使い方が上手いため推定180cm台の潜在的なポテンシャルだけでなく現時点でもデュエルに対する不安な面は限定的だ。

ダニエル・ファルケによって右サイドバックにコンバートされているが、ここでの役割は偽SBにあり、彼が持つフットボールへの高い理解力と柔軟性で見事に適応していることで複数ポジションもこなせるポリバレントな一面でさらに市場価値が高騰している。ただ、この偽SBについては新たなトレンドを作りたいと考えるファルケの要望に負傷離脱で駒がない状況下で応えているだけにすぎなく、あくまでも彼が新たな成長を遂げるためのオプションとして起用させている意図だ。彼自身としても様々な視点で学ぶことは良いことであると語り、中盤に戻った際にゲームへのさらなる理解が深まったと手応えを感じているほか、ジェームズ・ミルナーの名前を挙げながら日々変化を遂げるフットボールのなかでの適応も見据えた発言を残している。

小ネタ

1966年1月にエディ・グレイがリーズ・ユナイテッドでのTOPデビューを果たして以来、57年間=1025試合にグレイ家の誰かが出場しているなど、リーズのリーグ戦における約4分の1の試合に出場しているグレイ家は王朝のような存在となっている。

現時点で最も成功しているのが大叔父のエディ・グレイであり、577試合の出場数はクラブ史上7番目の記録であるほか、2000年にはリーズの歴史で3番目に偉大な選手として選ばれている。エディの家系からはスチュアート/ニック(子世代)→ジェイコブ/チャーリー(孫世代)、エディの弟であるフランク(祖父)の家系からはアンディ(子世代)→アーチー/ハリー(孫世代)へとそれぞれ受け継がれているなど、将来的にも新たなグレイ家のプロフットボーラーが誕生する見通しだ。彼の弟であるハリーは14歳ながら既にU18プレミアリーグで得点を重ねているなど、同様に可能性を秘めた存在として注目を集めている。

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