名前 | ロレンツォ・コロンボ(Lorenzo Colombo) |
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生年月日 | 2002年3月8日 |
国籍/出身 | イタリア(ヴィメルカーテ) |
身長 | 183cm |
ポジション | CF |
所属 | ACミラン |
イブラヒモヴィッチの代役として期待を高めるミランのスター候補生
プレー動画
経歴
■2002-2020年(幼年期~ACミラン)
イタリア・ロンバルディア州のヴィメルカーテ出身の彼は、地元からそう遠くない州都ミラノを代表するACミランの下部組織にてキャリアを始めている。アカデミーでは誕生日が10日違いのアンドレア・カポネと共にチームを牽引しており、2015年11月時点ではユースセクターのリーグにおいて12試合・10得点とトップスコアラーに君臨していたという(次点でカポネの7得点)。こうして存在感を示していた彼は、2018年2月に初めてカンピオナート・ナツィオナーレU17(イタリアU17リーグ)でのデビューを飾っており、レギュラーシーズンは2試合の出場に留まっていたが同年6月からのファイナルステージでは準々決勝のASローマを相手に2試合・2得点を記録した(試合は2連敗で敗退となっている)。
2018/2019シーズンからは16歳ながらACミランU17とACミラン・プリマヴェーラ(U19)の両カテゴリでのプレー機会を与えられており、U17では第11節から第16節までの6試合連続得点を含めた21試合・11得点の成績を収めている。プリマヴェーラでは出場時間の兼ね合いから9試合でノーゴールに終わっているが、16歳の少年としては出場するだけでも十分な成果だったと言えるだろう。
2019/2020シーズンでは第5節のUSクレモネーゼ・プリマヴェーラを相手に2得点を奪う活躍で好スタートを切るも、2019年10月に負った骨折により約3ヶ月の離脱期間を余儀なくされる。しかし、2020年2月の復帰戦となったチッタデッラ・プリマヴェーラからハットトリックを挙げ、さらには復帰からの5試合で7得点を記憶するなど怪我の影響を感じさせないカムバックを見せている。2020年5月にはトップチームにおいてズラタン・イブラヒモヴィッチが負傷離脱を強いられたことで、彼がトップチームのトレーニングに参加するなど悪い流れを断ち切る起爆剤として期待を受けている。
代表歴
2017年2月に初めて選出されたイタリアU15から現在に至るまで、各世代別代表の常連選手として彼の信頼度は高い。2018年のU17欧州選手権ではアレッシオ・リッカルディとエドアルド・ヴェルガーニのバックアッパーとして準優勝を経験しており、翌年のU17欧州選手権でもセバスティアーノ・エスポジトらの控えに甘んじていたが後半から投入されたオランダU17との決勝戦では2得点を決めたことで評価を覆している(しかし再びオランダに敗戦を喫して準優勝)。この勢いでU17ワールドカップではレギュラーポジションを確立すると思われていたが、前述の負傷によって出場は叶わずイタリアU17でのキャリアは終わりを告げた。
2020年2月からはイタリアU19に招集を受けており、各クラブのエースストライカーと激しいポジション争いを繰り広げている。
移籍の噂
2018年6月に契約更新の動き自体は見られているがACミランとはプロ契約を締結した記述もなく、移籍の噂も特段報じられていない。
プレースタイル
左利きのセンターフォワードである彼は、高い得点感覚と183cmからなる物理的な強さ、そして強烈な弾道によるシュートセンスを持ったストライカーであり、フィリッポ・インザーギやクリスティアン・ヴィエリといった選手との比較を受けている(彼自身のアイドルはガブリエル・バティストゥータ)。ゴール前での優れたポジショニングや足元の技術にも長けているなどストライカーとして多くの要素を兼ね備えていることからトップチームでのチャンスをモノにすることで瞬く間に名前が知れ渡ることだろう。