名前 | アレッシオ・リッカルディ(Alessio Riccardi) |
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生年月日 | 2001年4月3日 |
国籍/出身 | イタリア(ローマ) |
身長 | 178cm |
ポジション | CMF/AMF/WG/CF |
所属 | ASローマ |
キャリアの分岐点に立っているロマニスタ期待の宝石
プレー動画
経歴
■2001-2020年(幼年期~ローマ)
フランチェスコ・トッティとダニエレ・デ・ロッシ、二人の偉大なるカピターノは長きに渡りローマのバンディエラとして君臨していた。二人が現役を退いた今、新たなローマの顔として期待されているのが彼となっている。ローマに生まれ、ローマで育ってきた彼は8歳の頃からASローマの下部組織でプレーしており、当時から左腕に腕章を着用するなど偉大なる二人と同じ道を歩んでいる。2016/2017シーズンからローマU17に昇格し、カンピオナート・ナツィオナーレU17(U17リーグ)では15歳~16歳ながらチームの主軸として活躍すると、2017/2018シーズンには16歳にしてローマ・プリマヴェーラ(U19)に昇格するなど順調にユースカテゴリを駆け上っている。
プリマヴェーラに昇格後も中盤からチームを支え続け、ローマ・プリマヴェーラとしてはタイトルを逃すもシーズンを通しては36試合で8得点3アシストの成績を収めている。また、2018年2月のセリエA(イタリア1部)第24節のベネヴェント戦ではベンチ入りを果たした。2019年1月に行なわれたコッパ・イタリアのヴィルトゥス・エンテッラ戦では後半37分からロレンツォ・ペッレグリーニに代わりトップデビューを飾っているが、現在に至るまでローマ・プリマヴェーラで経験を積み続けている状況にあるため、来季からのトップチーム昇格の有無がキャリアを左右するだろう。
代表歴
イタリアU15から各世代別代表の中心選手として様々なコンペティションを戦っており、2018年のU17欧州選手権では決勝の舞台でオランダU17に敗れるも、自身がキャプテンとして準優勝に導く功績を残した。現在はイタリアU19でプレーしており、U17に引き続きキャプテンとして牽引中だ。
移籍の噂
ローマでの明るい未来が待ち受けていると思いきや現実は厳しく、2019年夏のダニエレ・ルガーニ(ユヴェントス)、現在進行中となるガエターノ・カストロヴィッリ(フィオレンティーナ)の獲得に動いていた際にそれぞれ彼の名前が交渉の材料として組み込まれるなど絶大な信頼を得ているとは言い難い。また、サッスオーロとボローニャが期限付き移籍での加入を望んでいるとも報じられるなど、イタリア国内のクラブから高い評価を得ているためローマの彼に対する扱い次第では退団の可能性も否定できない。18歳の誕生日を迎えた2019年4月にはローマとの契約を2023年6月までに延長しているが、彼の未来がローマと共にあるのかは近いうちに明らかとなるだろう。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | ペスカーラ | on loan |
プレースタイル
ローマ・プリマヴェーラではインサイドハーフやウィング、世代別代表ではセカンドストライカーとトップ下で起用されるなど、彼が以下に多目的に活用できる選手であることは想像に難くない。背番号「10」を与えられるなど非常に技術的は高く、ドリブル・シュート・パスの三拍子が揃ったファンタジスタと位置づけられる。フォワード顔負けの得点力の他、ローマのバンディエラに必要な高いリーダーシップの素質も持っていることからトップリーグで通用するだけの能力は既に備えているプレーヤーだ。