アッラヤル・セイードマネシュ

選手紹介
名前アッラヤル・セイードマネシュ(Allahyar Sayyadmanesh)
生年月日2001年6月29日
国籍/出身イランアーモル)
身長182cm
ポジションCF
所属フェネルバフチェ

※アラーヤル・サヤードマネシュとも表記される

イランに引き継がれるストライカーの血を引いた新星

プレー動画          

経歴             

■ 2001-2018年(幼年期~サイパFC)

カスピ海の南岸に位置するイランの都市、アーモルにて彼は誕生した。父は地元でレスリングクラブを経営するオーナーであり、当然のようにレスリングを教えられていたが、徐々に8歳の頃から始めたサッカーを好むようになり、アラシュ・アモールのアカデミーで本格的にサッカーに転身した過去を持っている。アラシュ・アモールではイランのU-10リーグ(10歳未満)において得点王に輝くなど幼き頃から注目を集めており、4年後の2015年からはパディーデ・サリに移籍し、ユースセクターで約2年間を過ごしていた。こうして2017年からはサイパFCに加入を果たすも、ナショナルチームでの活躍とは裏腹にトップチームでの出番、ましては練習に参加することも許されなかったという苦しい時間となっており、一時はトルコのガラタサライとバシャクシェヒルへの加入も報じられた。

■ 2018-2019年(エステグラルFC~フェネルバフチェ)

サイパFCで不遇の時期を過ごしていた彼に、イラン国内のクラブがこぞって獲得に動くと、2018年6月よりイラン屈指の名門クラブであるエステグラルFCとの5年契約にて移籍を果たしている。エステグラルFCではペルシアン・ガルフ・プロリーグ(イラン1部)2018-19シーズンの開幕戦となったペイカーンFCを相手にトップデビューを飾ると、ナフト・マスジェデ・ソレイマーンFC戦でデビューから3ヶ月目にして初ゴールを記録。シーズン後半はハムストリングの負傷によって離脱するも、初のプロシーズンにおいて17歳ながら17試合2得点2アシストの成績を収めている。そしてシーズンを終えた2019年7月、18歳の誕生日を迎えたばかりの彼は、トルコのフェネルバフチェに約75万ユーロでの完全移籍することが発表されトルコでの挑戦が始まっている。

代表歴            

2017年10月に行なわれたU-17ワールドカップにおける彼の貢献度は高く、準々決勝でスペインU17に敗れるも 全5試合に出場し3得点1アシストを記録。イラン国内では新たなスター候補として大きな期待を受けることになっている。2019年6月にはシリアと韓国との親善試合に臨む、イランのフル代表に初招集を受けており、新たにイラン代表監督に就任したマルク・ヴィルモッツ政権で最初のサプライズ選手として注目を集めている。そのシリア戦では後半35分からデビューを果たし、わずか10分間の出場ながら試合終了間際にイラン史上最年少での代表初ゴールを決めるなど、ヴィルモッツ監督の期待に応える活躍を残し、これからのイラン代表を牽引するスター性を感じされることとなった。

移籍の噂           

2019年夏に移籍したばかりのフェネルバフチェとは2024年夏までの契約を締結している。

プレースタイル        

182cmの見劣りしない体格を持つセンターフォワードであり、持ち前の嗅覚を生かした得点力の高さに定評がある。10代とは思えない風貌と落ち着きがあり、大きな舞台でも活躍を残せるメンタル面の強さも兼ね備えるだろう。また、状況に応じて両ウィングとしてもプレーが可能であるため、ジャハンバフシュやグーチャンネジャードなどの近年のイランを代表するストライカーに次ぐ存在として申し分ないポテンシャルを秘めている。

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