ユヌス・エムレ・コナク

管理人推薦選手紹介
名前ユヌス・エムレ・コナク(Yunus Emre Konak)
生年月日2006年1月10日
国籍/出身トルコバトマン)
身長181cm
ポジションDMF
所属EMSヤピ・スィヴァススポル

白い巨人への憧れを持つトルコの若き戦士

プレー動画

経歴

■2006-2018年(幼年期~ベレディイェスポル)

トルコ共和国の南東アナトリア地方にて栄えているバトマンにてユヌス・エムレ・コナクは誕生している。工場で働く父親と彼を含めた5人の兄弟という賑やかな家庭で育ち、8歳で地元のアマチュアクラブである『バトマン・テュプラシュスポル』でキャリアを始めながら基本的な技術を学んでいた。バトマンの副市長に就任したスポーツマネジメントの教授も務める人物によって2016年から開発センターとして行政主導のインフラ投資が行なわれた『1955バトマン・ベレディイェスポル』に加入すると、2018年(12歳)に南部アンタルヤで開催されたトーナメントへの出場が彼の運命を変えることになった。

12歳以下のトーナメントで印象的なプレーを見せた彼に対して、トルコのBIG3に数えられるフェネルバフチェ、ベシクタシュを始めとする多くのクラブからオファーが届いたことを当時のインタビューで明かしており、悩みながらも12歳でバトマンを離れることを決断。クラブは14歳となったタイミングでオファーを検討する想定であったが、500km離れたスィヴァスを本拠地とする『EMSヤピ・スィヴァススポル』に加入している。

■2018-2023年(スィヴァススポル)

彼が加入したタイミングにてメジヌン・オトヤクマズ(会長)は多額の費用を費やしてクラブ内のインフラを強化しており、スィヴァススポルが立ち上げたアカデミー・プロジェクトの成果を示すための一人として手厚いサポートを彼は受けている。ユースカテゴリを駆け上がりながら2021/22シーズンはU16リーグでの準優勝、2022/23シーズンには同じく将来を期待されているエムレ・ギョカイとチームを牽引しながらU17エリートAリーグ(トルコU17リーグ)の優勝に貢献。この躍進に伴ってプロ契約を締結するまでの評価を得た。

 

Zobrazit příspěvek na Instagramu

 

Příspěvek sdílel uživatel @yunuskonakk72

2023/24シーズンを迎えると、エムレ・ギョカイとセルヴェト・チェティンが率いるTOPチームに17歳で昇格。これだけでも評価されるような事象であったが、スュペル・リグ(トルコ1部)開幕節となるサムスンスポル戦でいきなりのスタメンデビューを飾っており、プロ1年目のルーキーながら現在に至るまでレギュラーポジションを彼は確立している。開幕から6週間後に開示されたスタッツでは、ボール奪取回数でリーグ3位に名を連ねるなど既に国内リーグでも有数の存在にまで上り詰めているところだ。

代表歴

2023年6月にトルコU18でのデビューを飾り、2023年10月には同じく2006年生まれのヤシン・エズジャンと共に飛び級でのトルコU21も達成。このペースで進めばフル代表デビューも時間の問題だろう。

移籍の噂

スィヴァススポルとは2026年6月末までの契約を残しているが、2022/23シーズンの活躍から既に国外クラブからの関心を集めている。いくつかの取材にて将来的にはヨーロッパでプレーすることを夢見ていると発言しているほか、具体的な憧れを持っているクラブとしてレアル・マドリードの名前を挙げているなど、トルコ国内だけで留まるつもりはないようだ。

現時点で関心の噂が報じられているのがドアン・アレムダルやベルトゥ・ユルデュルムといった若手トルコ人選手を獲得しているスタッド・レンヌ(フランス)であり、トルコに目を向けている同クラブの次なるターゲットとして彼の名前が報じられている。

プレースタイル

No.6の中盤で守備的な役割を本職とする彼は、広いエリアをカバーする能力に加えて、闘志に溢れたアグレッシブかつクリーンなタックルでボールを回収することを得意としている。181cmのフィジカルを軽やかに活用しながら相手のプレッシャーをいなす冷静さ、奪取後に間髪入れずパスコースを見極めながらカウンターの基点となるパスを供給するなど、17歳の年齢を感じさせない堂々としたプレー選択は目を見張る者があるだろう。一方で切り替えの早さを意識することによる雑なプレーも確認できるため、そこは時間をかけて改善されるはずだ。

小ネタ

英紙ガーディアンが毎年選出している「Next Generation」において2006年生まれ以降を対象とした2023年度の60人に彼も選ばれている。

タイトルとURLをコピーしました