サムエレ・ヴィニャート

選手紹介
名前サムエレ・ヴィニャート(Samuele Vignato)
生年月日2004年2月24日
国籍/出身イタリアフマーネ)
身長170cm
ポジションAMF/WG
所属キエーヴォ

キエーヴォの破産により去就に注目が集まるヴィニャート兄弟の弟

プレー動画          

経歴             

■2004-2021年(幼年期~キエーヴォ)

兄はセリエA(イタリア1部)のボローニャに所属しているエマニュエル・ヴィニャート(当サイトでも紹介済み)であり、イタリア人の父親ダヴィデとブラジル人の母親シェリダとの間にヴェローナ県のフマーネにて彼は誕生した。アマチュアサッカー選手であった父ダヴィデや兄エマニュエルの影響を強く受けたことでサッカーを始めると、同じくキエーヴォ・ヴェローナの下部組織にて本格的なキャリアをスタートさせている。

兄に続くようにキエーヴォの下部組織では飛び抜けた才能を持っていた彼は、わずか15歳であった2019/20シーズンよりキエーヴォU17に昇格。カンピオナート・ナツィオナーレU17(イタリアU17リーグ)での初年度は16試合で6得点1アシストという成績であり、兄エマニュエルが同じ年齢の頃に残した22試合15得点の成績には劣るも、まずまずの活躍にて終えている。

 
 
 
 
 
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2020/21シーズンはCOVID-19の影響で通常よりも遅れて開幕しているが、彼はその期間中に飛び級でキエーヴォのプリマヴェーラ(U19)に昇格していた。プリマヴェーラ2A(イタリアU19リーグ2部)ではデビュー戦となったヴェネツィア・プリマヴェーラを相手に2アシストを記録して勢いに乗ると、そのままリーグ戦を終えるまでゴールとアシストを量産し、結果的にプリマヴェーラ2Aでは18試合で14得点11アシスト。ここで兄をも上回る成績を残した彼は、2021年5月4日に行われたセリエB(イタリア2部)第36節のクレモネーゼ戦ではトップデビューも飾るなど17歳で大きな存在感を見せている。

 
 
 
 
 
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代表歴            

2019年2月にイタリアU15で世代別代表のキャリアを歩むと、U15では3試合2得点、U16では12試合3得点を記録。2021年6月にはダニエレ・フランチェスキーニが率いるイタリアU18でのデビューを飾っている。

移籍の噂           

彼に対しては以前から引き抜きの噂が絶えなかったが、所属しているキエーヴォが経営破産のために2021/22シーズンのセリエBへの登録が認められなかったことから、移籍報道が再び熱を帯びている。既に名前が挙げられているクラブとして、FCバルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、インテル、ACミラン、ユヴェントス、ナポリといった名だたるビッグクラブから関心を持たれているため、彼の選択には多くの注目を集めるだろう。彼のアイドルはロナウジーニョであるため、FCバルセロナとACミランへの憧れは強いほか、兄と同じピッチで共演するという夢もあるためボローニャを選ぶ可能性もあるのではないか。

プレースタイル        

キエーヴォのプリマヴェーラでは4-3-2-1(ピラミッド)のトップ下を担っている他、4-3-3では両方のウィングで起用されるなど、兄と同じポジションを主戦場としている。ブラジルの血が流れているように南米のアタッカーに通ずるリズムを持ち、狭いスペースでは低身長というハンディを俊敏性と弾力性のある突破力で活かし、相手ディフェンスを置き去りにすることが可能となっている。また、印象的な右足からはラストパスで得点を演出する以外にも、ミドルレンジからのパンチ力のあるシュートや直接フリーキックを狙う姿も見られた。

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