エマニュエル・ヴィニャート

選手紹介
名前エマニュエル・ヴィニャート(Emanuel Vignato)
生年月日2000年8月24日
国籍/出身イタリアネグラール)
身長175cm
ポジションAMF/WG 
所属キエーヴォ → ボローニャ

※エマヌエル・ヴィニャートとも表記される

暗いクラブ事情を明るく照らすキエーヴォの新星 

プレー動画          

経歴             

■ 2000-2018年(幼年期~キエーヴォ)

イタリア人の父とブラジル人の母の間に、イタリア・ヴェネト州ヴェローナ県のコムーネ(基礎自治体)であるネグラールに生まれている。弟のサムエレ・ヴィニャートも有望な選手として数えられる逸材だ。程なくしてキエーヴォ・ヴェローナの下部組織に加入すると、2014年にはブレシアで開催された「Guido Settembrino Memoria」とベッラーリア=イジェーア・マリーナでの「Daniele Pecci Tournament」で最優秀選手賞に輝くなど、当時からその才能は光り輝いていたという。

これらの賞を手にした彼は、翌年の2015-16シーズンよりキエーヴォU17に15歳で昇格すると、カンピオナート・ナツィオナーレU17(U17リーグ)では初参戦ながら21試合で14得点を記録。この活躍から2016-17シーズンより16歳でキエーヴォU19に昇格となりカンピオナート・プリマヴェーラ(U19リーグ)では、18試合で6得点を記録するなどレギュラーシーズンの2位躍進に貢献した。2017年1月8日にはアタランタ戦にてセリエAでの初ベンチ入りを果たすと、4ヶ月後の同年5月にはASローマ戦にてトップデビューも飾っている。2017-18シーズンからは本格的にトップチームでのプレーになると思われていたが、まだ17歳ということもありクラブは焦ることなく引き続きプリマヴェーラを中心に出場させている。

■ 2018-2019年(キエーヴォ)

シーズン序盤こそプリマヴェーラに所属していたが、シーズン後半を迎えるにつれてトップチームに帯同することが主となっていた。第30節のサッスオーロ戦以降はクラブがセリエBへの降格が確実視されていたこともあり、出場機会を得られるようになると、第33節のラツィオを相手には先制点を記録し、13試合ぶりの勝利に貢献。結果的にクラブはセリエBに降格するも、彼自身としてはセリエAの舞台で10試合に出場し、1得点1アシストの成績を残してシーズンを終えることとなった。

代表歴            

ブラジルを選択することも出来る彼は、2016年5月にブラジルU17へ初招集を受けている。ただ、その後はイタリアU17、U18とイタリアの世代別代表でプレーしており、現在もイタリアU19でプレー中だ。

移籍の噂           

クラブがセリエBに降格したこともあり、国内外からの争奪戦が繰り広げられている。国内からはインテル、ユベントス、サッスオーロ、中でもユベントスは弟のサムエレも合わせて獲得に動いているなど家族全体をサポートする姿勢を見せている。キエーヴォとは2020年6月末までの契約期間であるが、2019-20シーズンの残留を選択した場合はセリエBながら出場機会を得られるだろう。完全移籍からそのまま期限付き移籍という形で残ることも一つの選択肢だ。

プレースタイル        

ウィンガーを本職とするも、時には攻撃的なミッドフィールダーでもプレーが可能な逸材。175cmからなるスピード、ドリブルなどの創造性に富んだプレーは大きな持ち味であり、ブラジル人の血が入っているように南米を思わせるスタイルも特徴的だ。積極的にゴールを狙う姿勢も若者らしく持っており、チャレンジャーとしてこれから経験を積むことになるだろう。

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