レナン・ヴィクトル

選手紹介
名前レナン・ヴィクトル(Renan Victor)
生年月日2002年5月19日
国籍/出身ブラジルイタペヴィ)
身長184cm
ポジションCB/SB
所属パルメイラス

※ヘナンとも表記されるだろう

父の厳しい指導でプロとなったパルメイラスのタイトルコレクター

プレー動画          

経歴             

■2002-2015年(幼年期~ヴィラ・イザベル)

父親のロシナルド・ダ・シウヴァ、母親のアナ・パウラとの間にサンパウロ州のイタペヴィに誕生している。ジャルジン・ロセメイレ地区に住んでいた彼は、地元でフットサルを始めた後に近隣オザスコのヴィラ・イザベルで本格的なキャリアを歩んでいた。父ロシナルドはジャルジム・ローズマリー(イタペヴィ)という地域クラブで得点王となるなどサッカーに造詣が深い人物であり、毎週末の試合に息子を連れていきながら「試合があれば俺は得点するんだ、そうだろう?」と語るなどストライカーに必要な要素を教えられたという。彼が疲れていても毎日トレーニングを行い、元々怒りっぽい性格を持った父であるため最初は穏やかに始まるも、最後には厳しい口調で指導するという日常を過ごしていたようだ。今ではそんな厳しい指導があったからこそ今の自分があると、感謝の言葉を彼自身は述べている。

ある日のこと、ECアグア・サンタというカンピオナート・パウリスタA2(州2部)に所属するクラブとの親善試合があり、そこで評価されたことでアグア・サンタの移籍に向けて書類を準備していたという。しかし、パルメイラスのテストを受ける予定であった枠に欠員が出たことで、急遽代役としてテストを受けたところ、パルメイラスが彼を気に入ったことでアグア・サンタではなくパルメイラスに加入することが決定した。

■2015-2021年(パルメイラス)

パルメイラスU13から始まると、地元の小さなクラブに所属していた彼にとってはチャンピオンになることが当然の目標の環境であるため、最初の頃は適応するのに時間がかかったという。そこで現在のディフェンダーとしての価値を見出すと、2019年にはコパ・ド・ブラジルU17を制覇するなどユースでも重要な存在へと成長した。パルメイラスU20でのプレーもそこそこに2020シーズンよりトップチームに昇格。2020年10月に行われたカンピオナート・パウリスタ・セリエA(ブラジル1部)第16節のコリチーバ戦にてデビューを飾ると、クラブがコパ・リベルタドーレスやコパ・ド・ブラジルで勝ち進んでいたことで、タイトルが見込めなかったリーグ戦を中心に11試合に出場した。そしてプロ1年目はコパ・リベルタドーレス、コパ・ド・ブラジルの2冠を経験している。

 
 
 
 
 
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代表歴            

2017年のU15南米選手権制覇の立役者であり、ブラジルU15から定期的に招集されている選手だ。2019年のU17南米選手権ではセンターバックとして全4試合に出場するも1stラウンドで敗退。その後に母国開催となったU17ワールドカップに臨むも、ルアン・パトリックが台頭したことで優勝を経験するも、彼自身はわずか3分の出場時間という不完全燃焼にて終わっている。

 
 
 
 
 
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移籍の噂           

パルメイラスとは2025年12月末までの長期契約を交わしており、2021年夏の移籍市場では残留の線が濃厚となっている。その背景にはASローマへの移籍が噂されているマティアス・ビーニャの存在があり、レフトバックの後釜として注目されているため、彼の売約を早期で行うことは避けたい意向だ。

プレースタイル        

希少価値の高い左利きのセンターバックが本職となっているが、パルメイラスのトップチームでは左サイドバックとしても起用されており、その両方でのプレーを得意としている。1vs1の守備を得意としており、簡単にはドリブル突破を許さない粘り強い姿や高い身体能力でディフェンスラインを牽引した。父から教わったフォワードさながらのポジショニングと嗅覚はセットプレーでも大きな強みとなっており、貴重な得点源の一つとなっている。184cmという側面から将来的には左サイドバックとしての道のりを歩むことも可能だろう。

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