名前 | モハメド・ダラミ(Mohammed Daramy) |
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生年月日 | 2002年1月7日 |
国籍/出身 | デンマーク(ビズオウア) |
身長 | 180cm |
ポジション | CF/WG |
所属 | FCコペンハーゲン |
※モハメド・ダラミーとも表記される
デンマークの市民権を得たいシエラレオネルーツの新星
プレー動画
経歴
■ 2002-2018年(幼年期~FCコペンハーゲン)
彼の両親はシエラレオネからデンマークに移住してきた歴史があり、そんな両親の下でデンマークのビズオウアに生まれているが、両親がデンマークの市民権を保有していないため、彼もデンマークの国籍は保有しておらず祖国であるシエラレオネが彼の現在の国籍だ。そんな彼は地元のビズオウアIFでキャリアをスタートさせると、14歳となる頃には国内の強豪クラブからの関心を集める存在であり、当時はFCコペンハーゲンとブロンビーIFの両方に加入する可能性があったが結果的にFCコペンハーゲンの下部組織に移っている。 15歳でFCコペンハーゲンのU17チームでのプレー機会を得ていた彼は、既にチームのトップスコアラーとなっており、続く2017年シーズンではU17で26試合18得点の記録を残し、リーグ全体でも得点ランキングでは5位に位置づけた。翌年からはコペンハーゲンのU19とリザーブチームに帯同しながら、上の世代を相手にU19リーグでは4試合で6得点と才能の違いを見せつけている。
■ 2018-2019年(FCコペンハーゲン)
ユースセクターで評価を受けた彼は、2018年9月27日のSydbank Pokalen(デンマークカップ)でトップデビューを飾った彼は、デビュー戦ながら同試合で1得点を挙げており、16歳と8ヶ月20日でのゴールはFCコペンハーゲンの歴史上で最年少のゴール記録となっている(これまではケネト・ゾホレが保持していた)。3ヶ月後の2018年12月2日にはAlka Superliga(デンマーク1部リーグ)のACホーセンス戦にてリーグデビューも飾っており、年が明けた2019年3月からのチャンピオンシップ・ラウンドではエスビャウfB戦で得点を決めるなどコペンハーゲンのリーグ制覇に貢献した。
代表歴
前述の通り、デンマークの市民権を保有していないため国際大会での出場歴はない。ただ、彼がコペンハーゲンでも有数の逸材として知られるようになってからは、母が2018年12月にデンマークの市民権を得る動きを始めており(母が所得すると自動的に彼も市民権を得られる)、世界でも取得困難な部類に入るデンマークの市民権の発行までには1年以上の時間を要するともされている。
移籍の噂
クラブ史上最年少での得点記録となった彼には国外のクラブが関心を示しており、中でもレッドブル・グループのRBライプツィヒは積極的であった。しかし、クラブは500万ユーロ程度での売却を望んでおらず、彼とのプロ契約を締結することが先決と考えており、冬の移籍市場では交渉に応じることもなく、2019年4月に2021年12月末までのプロ契約を締結した。彼の移籍をより活発にすることが出来るのはやはりデンマークの市民権を得ることであるため、取得までは移籍をすることも考えられなさそうだ。
プレースタイル
アフリカルーツの身体能力を持ち、個人技のスキルに優れたアタッカー。センターフォワードとサイドハーフの両軸でプレーが可能であり、トップチームでも複数の得点を既に記録していることからも、物怖じしない強靭なメンタルと、優れたフィニッシャーとしての能力が伺える。2019-20シーズンは大ブレイクの年となりそうな勢いだ。