名前 | モハメド・ディオマンデ(Mohamed Diomande) |
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生年月日 | 2001年10月30日 |
国籍/出身 | コートジボワール(ヨプゴン) |
身長 | 183cm |
ポジション | CMF/SMF |
所属 | FCノアシェラン |
夢を見る権利を与えられデンマークに挑戦している次なる逸材
プレー動画
経歴
■2001-2020年(幼年期~ライト・トゥ・ドリーム)
コートジボワールの最大都市であるアビジャンの郊外に位置したヨプゴンに生まれた彼は、ワサカラ・フットボール(WAFA)にてトレーニングを行っていたところをスカウティングされ、2014年より隣国ガーナで数々の選手をヨーロッパに送り出しているライト・トゥ・ドリーム(RtD)に加入した。ライト・トゥ・ドリームではフットボールだけではなく社会に必要な規律性といった人間性も鍛えられており、アフリカ諸国から多くの才能が夢を求めて集結するクラブにて激しい競争を行っていた。
彼はクラブの壁に大きく載った地図を見るのが好きであり、これまでにヨーロッパやアメリカなどに渡った卒業生の写真と現在所属しているチームメイトが地図上に貼られた光景で自身の気持ちを高めていた。2018年には長野県で開催されたJリーグ・インターナショナルユースカップのために来日しており、10番を着用しながら全試合に出場し大会優勝に貢献。これらの国外大会での露出機会を増やしながらU18カテゴリで重要な存在感を示していた彼は、2020年1月よりライト・トゥ・ドリームとは提携関係にあるデンマークのFCノアシェランに移籍することが決定している。
■2020-2021年(FCノアシェラン)
ノアシェランの選手とプレーするのは移籍後初めてのことではなく、2019年にはライト・トゥ・ドリームとノアシェランの混合チームでヴィアレッジョ・カップ(イタリア)に出場していたため、デンマークの地でプレーする障壁は最大限に取り除かれたものであった。そのサポートもあり移籍から1ヶ月後の2020年2月、デンマーク・スーペルリーガ(デンマーク1部)第21節のACホーセンス戦にてプロデビューを飾っている。新型コロナウイルス感染症の影響で中断期間が挟まるも、再開以降は定位置を確立しており、2020年6月からのチャンピオンシップ・ラウンドでは全10試合に出場するなど初年度から有意義なキャリアを歩んでいる。
新たに開幕した2020/21シーズンでは、開幕節となるブレンビーIF戦にてプロ初ゴールを記録し波に乗ると、第11節までの11試合で3得点2アシストを記録。このまま順調にブレイクをするかと思われていたが、ソナユスケとの試合にて無念の負傷交代をしてしまい、足首の骨折で最大6ヶ月間の離脱を強いられるところだ。
代表歴
若くして隣国ガーナに移ったこともあり、コートジボワールの世代別代表としてのキャリアは持っていないものと思われる。FCノアシェランでの活躍によってU20カテゴリ以降に招集されることは時間の問題だ。
移籍の噂
モハメド・クドゥスを輩出したことからライト・トゥ・ドリーム~FCノアシェランのルート選手に対しては高い関心が集まっている。同時期にライト・トゥ・ドリームから移籍してきたカマル・ディーン・スレマナも評価を高めていることで多くのスカウトがノアシェランの試合に訪れると、彼はトルコのガラタサライSKにてアプローチを受けることとなった。ガラタサライの指揮官であるファティ・テリムも見守るなか負傷から復帰後のパフォーマンスに注目が集まる。
プレースタイル
センターハーフを主戦場としている彼は冷静沈着な状況判断力に定評があり、強度の高いプレッシャーにおいても自身を見失うことのないスタイルを貫ける図太さを持っている。183cmの身体をしなやかに使ったキープ力、利き足である左足からのパスでチャンスメイクを行うなど安定的に高いパフォーマンスを残せるのは大きな強みだ。チャンスとあらば2列目からの動きでゴールを狙っており、実際にゴールとアシストの成績に紐付いていることもさらなる成長を感じさせる要因となっている。