レイトン・スチュワート

選手紹介
名前レイトン・スチュワート(Layton Stewart)
生年月日2002年9月3日
国籍/出身イングランドリヴァプール)
身長180cm
ポジションCF
所属リヴァプール

レジェンドに支えられ復活劇への道のりを歩むストライカー

プレー動画          

経歴             

■2002-2021年(幼年期~リヴァプール)

イングランド北西部・マージーサイド州の中心地であるリヴァプール(ハイトン)に生まれた彼は、7歳から現在のリヴァプールFCに在籍している生粋のアカデミー産プレーヤーだ。リヴァプールとは18歳未満の教育面における提携関係を持ったレインヒル・ハイスクールにて中等教育過程を過ごしており、ラヒーム・スターリングやトレント・アレクサンダー・アーノルドも通っていた同校にてサッカーとの両立を行っていた。

リヴァプールU16で1シーズンに56得点を奪う活躍を見せたことで、彼はいつしかロビー・ファウラーやマイケル・オーウェンといったクラブ生え抜きのレジェンドらに例えられるような存在となり、2018年4月にはU18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)でのデビューを飾っている。さらには15歳ながらメルウッド(リヴァプールの前練習場)でのトップチームトレーニングに参加することもあり、ユルゲン・クロップの目を引くには充分なインパクトであった。

17歳を迎える2019/20シーズンよりリヴァプールU18に昇格すると、U18プレミアリーグの開幕節となるブラックバーン・ローヴァーズU18戦で2得点1アシストの活躍を残しており、その後も新型コロナウイルス感染症の影響でユースカテゴリの試合が中止となるまでリーグ戦では12試合11得点4アシストの成績となっていた。また同シーズンは2019年12月のチェルシーU23戦にて、リヴァプールU23でのデビューを飾っている。

翌2020/21シーズンの開幕当初はリヴァプールU18でのプレーであったが、開幕からの10試合で15得点で格の違いを見せつけると、その後はリヴァプールU23をメインにてプレーしていた。プレミアリーグ2(イングランドU23リーグ)でもチェルシーU23とアーセナルU23の強豪クラブを相手に得点を奪っており、順調にステップアップをしていたが悲劇が訪れる。2021年3月に行われたウェストハム・ユナイテッドU23戦にて相手ディフェンダーとの接触で『右膝の前十字靭帯断裂』が襲い、トップチームへの昇格に向けた大事な時期で彼には試練が課されることとなった。

彼が怪我を負ったニュースを聞き、ケニー・ダルグリッシュやロビー・ファウラー、スティーブン・ジェラードが励ましのメッセージを送っており、なかでもファウラーは22歳当時に同じ怪我を負った経験があることから、彼と同じ目線に立った言葉で復活への手助けを行っている。彼の復帰は2021/22シーズンになることは避けられないが、今後のリヴァプールでも重要な存在になり得るため再奮起に期待したい。

代表歴            

イングランドU18~U19での招集歴を持っているが、イングランドU17まではサム・グリーンウッドやジョー・ゲルハルトの存在もあり目立ったキャリアとはなっていない。

移籍の噂           

7歳から所属しているリヴァプールを退団する意志はなく、既に最初のプロ契約を締結している。現在は右膝負傷からの復帰が待ち望まれる状況であるため、トップチームへの道は険しいものとなっているが乗り越えた先には栄光が訪れるだろう。

プレースタイル        

自らの得点がなければ数日間は両親と話さないと語るほどのエゴイズムを持ったストライカーであり、難しい体勢からのアクロバティックなゴールなど、身体の使い方を熟知したプレーに定評を持っている。ゴール前での驚異的な能力はフェルナンド・トーレスと比較されており、あらゆる得点(エレガントな得点から泥臭い得点まで)を可能とするクオリティは復帰後に影響を与えないことを祈りたい。彼はプレッシャーを楽しめるほどの肝の据わったメンタルを持っているため復活劇は約束されたものだ。

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