カリム・コナテ

選手紹介
名前カリム・コナテ(Karim Konaté)
生年月日2004年3月21日
国籍/出身コートジボワールクマッシ)
身長178cm
ポジションCF
所属ASECミモザ

圧巻の得点力でフル代表にも名を連ねたコートジボワールの神童

プレー動画

経歴

■2004-2021年(幼年期~ASECミモザ)

西アフリカのギニア湾に面したコートジボワール共和国。そんな国内でも最大都市に位置づけられるアビジャンの郊外にあるクマッシという地域にてカリム・コナテは誕生している。彼がフットボールを学んだのはASECミモザのアカデミーである『Mimo-Sifcom Academy』であり、同校の卒業生としてヤヤ・トゥーレとコロ・トゥーレの兄弟、ジェルビーニョやサロモン・カルーなどコートジボワールを代表する数々の名選手を輩出した組織にて頭角を現していた。

トップチームであるASECミモザに到達したのは2020/21シーズンのことであり、当時16歳の年齢であったが18試合で7得点と躍動。同シーズンではリーグ・アン(コートジボワール1部)の優勝にも貢献する鮮烈なインパクトを残したことで、2021年夏の移籍市場ではヨーロッパからの関心も多く報じられていた。そんな関心下で迎えた2021/22シーズンはさらなるハイペースで得点を記録し続けており、国内リーグでは現時点(2021年12月)で5試合で6得点、CAFチャンピオンズリーグではCRベルイーズダッド(アルジェリア)戦で2得点を挙げるなど4試合で3得点の活躍、CAFコンフェデレーションカップでは2試合3得点という17歳とは思えないパフォーマンスを見せているところだ。

代表歴

国内での活躍はフル代表の指揮官であるパトリス・ビューメルの目にも留まり、2021年8月には負傷にて代表からの離脱を強いられたジェルビーニョに代わって初招集。同年9月の2022年カタールワールドカップ予選ではモザンビーク代表戦の後半39分にセバスティアン・ハラーとの交代にてフル代表デビューを達成している。

移籍の噂

2022年3月に18歳の誕生日を迎えることから、2022年夏の移籍市場ではヨーロッパにて熾烈な争奪戦が繰り広げられるだろう。彼が憧れのクラブとして挙げているのがオリンピック・リヨン(フランス)とリヴァプール(イングランド)、FCバルセロナ(スペイン)とされているが、周囲はヨーロッパに行き急ぐ必要はないと考えることや彼自身もASECミモザでのタイトル獲得に集中したい意向とされている。そんな中でも2021年11月にはレッドブル・ザルツブルクとの接触があったことが報じられるなど動向を注視すべき存在だ。

プレースタイル

身長は平均的なセンターフォワードよりもやや低い178cmと規格外のフィジカルを持っているわけではないが、ゴール前での嗅覚やトップスピードでのプレー精度、左右両足でゴールキーパーの反応できないコースを打ち分けることができるシュートセンスは最大の持ち味と言えるだろう。生まれながらのゴールスコアラーであることは明白であり、既にASECミモザのエースストライカーとしての責任感を持っているが、フィジカルを中心に改善すべき箇所は多いため国内で時間をかけて育てる意向は有効な選択肢だろう。

コートジボワールの早熟なストライカーとしては2011年のU17ワールドカップで得点王となったスレイマン・クリバリ(1994年生)の存在と比較されるが、16~17歳の時点でコートジボワール国内を席巻している得点力はこれまでにないパフォーマンスであるため期待せざるを得ない。ちなみに彼のロールモデルは同じ名前を持っているカリム・ベンゼマだとされている。

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