フランチェスコ・カマルダ

管理人推薦選手紹介
名前フランチェスコ・カマルダ(Francesco Camarda)
生年月日2008年3月10日
国籍/出身イタリアサン・カタルド)
身長184cm
ポジションCF
所属ACミラン

衝撃的な統計データを持つミランの完成されたストライカー

プレー動画

経歴

■2008-2015年(幼年期~アフォレーゼ)

2008年3月10日、彼はシチリア島の南西部にあるサン・カタルドの病院にて誕生した。生まれはシチリア島であるが、多くの時間をイタリア北部の大都市ミラノで過ごしているため、出身地としてはミラノとなるだろう。彼のキャリアが始まったのは6歳の頃であり、3歳年上の従兄弟がプレーしていた『G.S.D.アフォレーゼ』での練習に付き添いながら、フィールドの外で母親と共に見学していたことに始まっている。

そこで保護ネットを蹴っていた姿を同クラブのテクニカルマネージャーであったピエロ・コランジェロが発見し、ネットの代わりにボールを蹴ることを提案したことで幼い彼はフットボールへの情熱に目覚めるようになっていた。アフォレーゼでは2005年~2007年生まれの少年らに混じっても埋もれない資質を既に持っていたことが明らかになると、2014/15シーズンのわずか1シーズンの在籍であったが後に提携を結ぶ『ACミラン』のアカデミーに引き上げられるようにして7歳でロッソネリのユニフォームに袖を通している。

■2015-2023年(ACミラン)

7歳で加わったACミランではロベルト・トラーパニが率いるU8カテゴリから始まり、同氏との二人三脚で基礎技術を向上させながら、2017年12月にはリトアニアで開催された国際トーナメント「アテイティス・カップ(U9部門)」でのタイトルを獲得するなど貢献。こうした彼の活躍は13歳当時でも大々的に報じられており、2017/18シーズンからの3年間で記録していた483得点(17/18で40試合247得点、18/19で31試合172得点、19/20で16試合64得点の内訳)という驚異的な統計は彼のポテンシャルを証明するようなトピックとなっていた。

13歳で迎えた2021/22シーズンでは、ロベルト・ベルトゥッツォが率いるミランU15に昇格し、COVID-19の影響で過去2シーズンにわたり中止となっていたカンピオナート・ナツィオナーレU15(U15全国選手権)での挑戦を開始。飛び級ながらもエースストライカーとして君臨しながらチームの躍進を支えると、フィオレンティーナとの優勝決定戦でもヘディングにて貴重な決勝ゴールを奪うなど24試合22得点の成績にてスクデットの獲得に貢献したほか、U15部門の最優秀選手にも選ばれる快挙にてミランの将来を担う才能としての評価を確実なものとしていた。

翌年には当然のようにU16カテゴリへと到達したほか、2022年12月にはソルビアーテとの親善試合にて非公式ながら14歳でプリマヴェーラ(U19)デビューを達成。同試合で2得点を記録する姿を見せたことに加え、2022/23シーズンのU16カテゴリにおいてもチームトップスコアラーとなる27得点の成績で来季からのプリマヴェーラ昇格を決定づけると、その言葉通りに2023/24シーズンよりイニャツィオ・アバーテ(プリマヴェーラの指揮官)の下でプレーを開始している。

2023年8月にミラン・プリマヴェーラとしては歴代最年少出場記録となる15歳5ヶ月16日でのプリマヴェーラ1(イタリアU19リーグ:1部)でのデビューを飾り、第3節のサッスオーロを相手には初ゴールを記録。国内リーグ以外ではUEFAユースリーグのニューカッスル・ユナイテッドを相手に2得点1アシスト、コッパ・イタリア・プリマヴェーラ(U19カップ)のヴィルトゥス・エンテッラ戦でハットトリックを奪うなどプリマヴェーラでもその存在感を増しているところだ。

 

この投稿をInstagramで見る

 

FrancescoCamarda(@cama_2008)がシェアした投稿

代表歴

2022年秋頃から世代別代表にも名を連ねており、14歳ながらイタリアU15/U16の両方にて彼は結果を残している。現在はイタリアU17における唯一の2008年世代ながら貴重な得点源となるなど代表キャリアも順調に推移中だ。

移籍の噂

16歳となる2024年3月まで介入が許されない状況にあるが、マンチェスター・シティやボルシア・ドルトムント(※ドルトムントは彼がSNSでフォローしているクラブでもある)が関心を持っていることが報じられている。こうした関心を集めながらも彼自身の選択はACミランとのプロ契約を締結することにあり、16歳となったタイミングで3年契約を交わすことが既定路線となっている。

トップデビューについてもタイミングが合えば2023/24シーズン内で実現する可能性も十分にあるだろう。また、ミランは来季よりセカンドチームを発足することでセリエC(イタリア3部)で経験を詰めるような環境構築を構想しているなど、シニアカテゴリへの到達が早々に実現しそうな彼にとってポジティブな状況となっている。

プレースタイル

このままNo.9としての成長曲線を描くであろう純粋なセンターフォワードであり、成長期を迎えた現在は184cmまで身長が伸びているなど体格面でもポテンシャルを持っている才能だ。その特徴として派手さのあるフォワードではなく、年齢離れしたテクニックとメンタリティを持った安定感のある選手であり、ギアを一気に上げるオフ・ザ・ボールの上手さとエリア内での冷静な選択からゴールを量産する。

また、最前線のターゲットとしてゴールを背に高いキープ力で時間を作りながら周囲を活かすプレーも得意し、相手のタッチが乱れた瞬間を逃さず上手く体を入れながらボールを奪うなど、フィニッシャーだけでなく黒子役としても献身的に働くことができるのは彼の大きな強みだ。こうした特徴からカリム・ベンゼマを彷彿とさせており、実際に彼自身がベンゼマをロールモデルとしているなど単なる神童ではない長期的な視点でも活躍できるような才能であることを覗かせている。

小ネタ

ニックネームは名前をもじった『Cama(カマ)』や『Francy(フランチ)』。フットボールの他にはキックボクシングを好んでおり、現在はピッチ外のスキマ時間に打ち込むような趣味として実施している。アイドルはミランのレジェンドであるカカとズラタン・イブラヒモヴィッチだ。

 

この投稿をInstagramで見る

 

FrancescoCamarda(@cama_2008)がシェアした投稿

タイトルとURLをコピーしました