ジュード・ベリンガム

選手紹介
名前ジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)
生年月日2003年6月29日
国籍/出身イングランドスタウアブリッジ)
身長180cm
ポジションCMF/AMF
所属バーミンガム

※ジュード・ベリングハムとも表記される

クラブの最年少記録を塗り替えたバーミンガムのワンダーキッド

プレー動画

経歴

■ 2003-2019年(幼年期~バーミンガム・シティU23)

イングランド・ダッドリー地区、バーミンガムから西に約20km程度の場所に位置する町、スタウアブリッジにて彼は生を受けている。彼の父はウェスト・ミッドランズ警察の軍曹であり、ノン・リーグ(イングランドのアマチュアリーグ)において700得点以上を記録したアマチュア界のレジェンド “マーク・ベリンガム”であり、そんなベリンガム家の長男として育てられた。

父の影響もあり、U-8(8歳未満)のバーミンガム・シティ・アカデミーに加入すると、現在に至るまで多くの時間をバーミンガムのアカデミーで過ごしており、2018年10月にはノッティンガム・フォレストU23を相手にわずか15歳でデビューを飾っている。また、同試合では後半42分に試合唯一のゴールとなる決勝点をマークし、デビュー戦ながらU23チームを勝利に導くと、結果的にU23では10試合で3得点を記録したことで、イギリスの『フォーフォーツー誌』が紹介するイギリスで最もエキサイティングな50人のティーンエイジャーに選出されるほどの評価を得た。

■ 2019年(バーミンガム・シティ)

2019年3月にはチャンピオンシップ(イングランド2部)第39節のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦に招集リストの18名とは異なる、+1名の19番目の選手として15歳ながらトップチームに帯同。2018-19シーズン終了後の2019年7月にはバーミンガム・シティとの2年契約を締結し、2019-20シーズンに向けたプレシーズンキャンプに参加するだけでなく、親善試合では得点を記録するなどチームの戦力として数えられるようになっていた。

2019-20シーズンにおいて背番号『22』を与えられた彼は、2019年8月6日のEFLカップ(カラバオ・カップ)1回戦のポーツマス戦でトップデビューを果たしており、16歳38日での出場は49年ぶりに更新されるバーミンガム・シティ史上最年少での出場記録となった。また、2019年8月31日のチャンピオンシップ第6節ストーク・シティ戦では前半28分に負傷したジェファーソン・モンテロに代わって投入されると、後半21分には値千金の決勝ゴールを奪う活躍を残したことで一気にワンダーキッドとしてサポーターの心を鷲掴みにしている。

代表歴

わずか13歳でイングランドU15におけるデビューを飾っており、2017-18シーズンにはU15のチームキャプテンとして牽引したことでバーミンガム・シティのアカデミー選手に送られる特別功労賞を受賞した。現在は2020年のU-17欧州選手権に向けたイングランドU17に招集されており、今後飛び級でのプレーも夢ではないはずだ。

移籍の噂

バーミンガム・シティとは現在、2021年6月末までの契約を残している。しかしながら、彼に興味を示すクラブは大小を問わず多いことから、半年おきに争奪戦になることは必至だろう。目標はバーミンガム・シティでのプレミアリーグ昇格であるため、今後数年間に渡りチャンピオンシップに留まることになるのであれば移籍に対しても前向きな姿勢を見せるはずだ。

プレースタイル

巧みなボールタッチとキープ力に定評のある中盤の選手であり、バーミンガム・シティは公式ウェブサイトにて10番と8番の位置でプレーすることができる選手として紹介されている。チームにバランスをもたらすことを得意とし、自身でのゴールまでのシナリオを描ける創造性も持ち味だ。世代別代表に現れるようにキャプテンシーも兼ね備えているため、16歳ながら今後のキャリア形成に期待ができるだろう。

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