ヤニス・アンティスト

選手紹介
名前ヤニス・アンティスト(Janis Antiste)
生年月日2002年8月18日
国籍/出身フランストゥールーズ)
身長180cm
ポジションCF
所属トゥールーズFC

※ヤニス・アンティステ、ジャニス・アンティストとも表記されるだろう

降格したトゥールーズから産声をあげた新たなストライカー

プレー動画

経歴

■2002-2020年(幼年期~トゥールーズ)

カリブ海に位置するフランス領マルティニークにルーツを持つ彼は、フランス南西部のトゥールーズにて生まれ育っている。6歳で地元のASポルテにてキャリアを始めた後、8歳でトゥールーズFCに加入することになるのだが、当初は早すぎると疑問を抱いていたというが蓋を開けてみれば彼が並外れた才能を持っていることは明らかであったという。U15では国内リーグにおける無敗優勝(14勝4分)に貢献し、2017年夏にアンソニー・バンカレルが率いるU17チームに昇格することが決定。U17で臨んだ2017/18シーズンの活躍は目まぐるしく、21得点15アシストの記録を叩き出しトップチームへの昇格は時間の問題だとされていた。

2018年10月のジローナ戦では親善試合ながらトップチームでの出場も果たし、フランス全国選手権3(フランス5部)にも複数回出場するなどシニアカテゴリでも経験も重ねていたが悲劇は起きる。2019年にグロインペイン症候群(恥骨痛)が発症し、約9ヶ月間の離脱を強いられたのだ。物語を一時停止せざるを得なかったが、それでも2019年10月には最初のプロ契約を締結。2020年2月にはストラスブール戦にてリーグアン(フランス1部)でのトップデビューを飾るも、当のトップチームは約17シーズンぶりの2部リーグでの戦いをスタートさせるなどクラブ個人ともに不完全燃焼のシーズンとなっている。

そして迎えた2020/21シーズン、限られた予算のなかで補強も満足にできなかったチーム事情もあり、彼をトップチームに昇格させたのが功を奏しリーグドゥ(フランス2部)第2節のグルノーブル・フット38戦でプロ初ゴールを記録。先発出場とサブでの途中出場を繰り返しながらも、第10節から15節までの6試合では4得点を奪っており、2位と昇格に向けた好位置につけるクラブ内でも重要なポジションを築き上げているところだ。

代表歴

グロインペイン症候群の影響もあり2018年12月以降は世代別代表から遠ざかっているが、これまでフランスU16~U17での出場歴を持っている。

移籍の噂

トゥールーズとは2022年6月末までの契約を残しており、クラブも1部昇格に向け好位置につけているため移籍は考えづらい。しかし、昇格を逃した場合やクラブが資金確保のために売却の意志があるのであれば主要クラブに移行するだろう。

プレースタイル

クラブ公式ではエディンソン・カバーニの注意深さ、ルイス・スアレスの頭脳、そしてズラタン・イブラヒモヴィッチのカリスマ性を持ったストライカーとして彼を紹介している。180cmとフォワードとしての絶対的な強さを持った選手ではないが、持ち味であるゴール前での嗅覚と高い身体能力を活かしたプレーで得点を量産することができる。屈強なディフェンダーを相手にもセットプレーから頭でゴールを奪えるのはその典型的な姿だ。

また、彼はいくら大勝しようが自分がゴールを奪えなかったのであれば満足はできず、しばし監督・コーチを悩ませるも貪欲なストライカーとしてのマインドを証明している。そんな彼だが、チームの勝利にはロッカールームで率先して盛り上げるなどムードメーカーとしての一面も持っているという。

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