ハメド・ジュニオル・トラオレ
Name | ハメド・ジュニオル・トラオレ(Hamed Junior Traorè) |
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Date of birth | 2000年2月16日 |
Place of birth | ![]() ![]() ![]() ![]() |
Height | 184cm |
Position | AMF |
Current club | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
セリエAの舞台での挑戦が始まったエンポリの逸材
2000-2015年シーズン(イタリア移住~ボカ・バルコ)
コートジボワール最大の都市アビジャンにて生まれた彼だが、早い時期に家族と一緒にイタリアへと移住をしている。イタリアのパルコという町に越した彼は、GSボカ・バルコという地元のクラブにてキャリアをスタートさせると、当時からその才能を開花させており、多くのクラブからの関心を集める存在であった。一時はパルマFC(現SSDパルマ・カルチョ1913)の加入が決まりかけていたが破断となり、ACミランやユヴェントスからのアプローチを受ける中、彼が選択したクラブがFCエンポリであった。
2015-2019年シーズン(FCエンポリ)
エンポリに加入した彼は、メキメキと頭角を現しており、2016-2017年シーズンではカンピオナート・プリマヴェーラ(U-19リーグ)において16歳ながら25試合7得点8アシストの記録を残している。2017-2018年シーズンに入り、FCエンポリがセリエB(イタリア2部リーグ)に在籍していたことで17歳ながらチャンスを得るようになると、2017年10月8日のフォッジャ・カルチョとの試合でトップチームデビューを飾るなど10試合に出場した。2018-2019年シーズン、FCエンポリがセリエAに昇格したことにより彼のトップリーグでの挑戦が始まると、第2節のジェノアCFCとの試合でセリエAデビューを飾った彼は、ここまででリーグ戦7試合に出場し、セリエAの舞台を存分に楽しんでいる。
コートジボワールで生まれたが、すぐにイタリアに移住したこともあり世代別代表でのキャリアは不明なものとなっている。コートジボワールU-20での招集歴はあるが出場には至っていないため、今後の動向にも注目が集まるだろう。
エンポリでの加入前から関心が伝えられていたように、2017年にもユヴェントスは彼の動向を監視していたと報じられている。具体的に350万ユーロのオファーを提示したがエンポリはそれを拒否。彼もエンポリとの契約を新たに交わし、2022年6月末までと契約期間を延長した。獲得には相応の値段が必要となるだろう。
足下の技術に長け、俊敏性を備え持つ攻撃的なミッドフィルダー。一瞬のタッチで相手を交わしチャンスを演出するスタイルは既にセリエAでも通用することを証明しているため、今後の成長も期待できる。ややパスの質・精度の部分では改善が必要だが、ウィンガーとして成功を収めることも一つの選択肢として考えられるはずだ。