名前 | フォデ・フォファナ(Fodé Fofana) |
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生年月日 | 2002年10月26日 |
国籍/出身 | オランダ(フローニンゲン) |
身長 | 182cm |
ポジション | CF |
所属 | PSVアイントホーフェン |
度重なる困難から新境地を開拓したストライカー
プレー動画
経歴
■2002-2015年(幼年期~FCバルセロナ)
オランダ北東部のフローニンゲンに生まれた彼は、地元のアマチュアクラブであるGVAV-Rapiditasにてキャリアを始めていた。彼の転機となったのはフランスで開催されたアカデミートーナメントであり、当時10歳で印象的な活躍を残していたことからアヤックス・アムステルダムとFCバルセロナによる獲得レースが行われていたという。
多くの少年が夢見るように彼もまたFCバルセロナに憧れており、2回のインターンシップを経て2013年(11歳)よりラ・マシアに一員となることを選択した。しかし、加入から1年にも満たない2014年4月に18歳未満の国外移籍に対する処分がバルセロナに下されたことで、彼はわずか1年半でスペインから離れることになっている。
バルセロナから離れる際にはパリ・サンジェルマンが彼にアプローチをかけていたが、彼自身が望んでいなかったことや父親もオランダに戻ることが最善だと判断したことで、2015年9月より現在のPSVアイントホーフェンに加入している。
■2015-2020年(PSV)
PSVではO15(15歳未満)に登録されているが、2度の重傷によってシーズンをフル稼働することができずにフラストレーションが溜まっていたという。しかし、長期離脱中であった彼に対して、PSVは2019年8月に最初のプロ契約を締結するなど才能を高く評価していた。
新型コロナウイルスの影響は彼にとって功を奏しており、2020/21シーズンはプレシーズンからチームに加わることができると、PSV O18としてルート・ファン・ニステルローイの下で指導を受けている。当初はウィンガーでの起用だったが、伝説のストライカーである指揮官によってセンターフォワードにコンバートされると、O18リーグの開幕節となるスパルタ・ロッテルダムを相手に4得点、第2節のヘーレンフェーンにも3得点を記録しており、これまでの鬱憤を晴らすかのようにストライカーとして開花し始めている。
代表歴
怪我の影響もあり世代別代表でのプレー歴はない。
移籍の噂
バルセロナからの退団が決まった際には、彼の父親は次の所属先は16歳でバルセロナに戻ることを理解する必要がある語っていた。現在の所属先であるPSVでは負傷もあり16歳での移籍は実現しなかったことや、PSVが負傷期間中にプロ契約を提示したことからクラブへの信頼度は高いだろう。ただ、将来的には再びバルセロナでプレーすることを望んでいるはずだ。
プレースタイル
重傷を負うまではウィンガーとして名を馳せていた彼だが、復帰後はセンターフォワードにコンバートされており新境地を見出している。182cmの長身を活かしたポストプレーやボックス内でのフリーになる動きや、チャンスを逃さない決定力などファン・ニステルローイが指導するだけあって本格派のストライカーとしての役割が形となっている。現在のコンディションを保ちながら負傷をせずにフルシーズン稼働することがまずは大事だろう。