名前 | エヴァニウソン(Evanilson) |
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生年月日 | 1999年10月6日 |
国籍/出身 | ブラジル(フォルタレザ) |
身長 | 180cm |
ポジション | CF |
所属 | フルミネンセ |
スロヴァキアにて才能を開花させた異質のストライカー
プレー動画
経歴
■1999-2020年(幼年期~フルミネンセ)
ブラジル・セアラ州の州都であり、ブラジル国内で5番目の人口規模を持つフォルタレザにて彼は生まれ育っている。セアラ州にあるエスタカオPEでプレーしていたところを、2013年よりフルミネンセに引き抜かれており、多くの時間をフルミネンセの下部組織にて過ごした逸材だ。加入後は将来有望な選手として順風満帆にユースセクターを駆け上がるも、2017年に母親の死が原因で調子を崩しており、2018年1月に行なわれたカンピオナート・カリオカ(リオデジャネイロ州選手権)でトップデビューを飾るもコンディションは戻らないままであった。
そんな彼が変わるキッカケとなったのが、スロヴァキアのSTKシャモリーンでの期限付き移籍であり、フルミネンセとパートナーシップ契約を締結している同クラブとのプロジェクトの一環として彼が抜擢されることになった。母親の死後、自分の姿を見失っていた彼はスロヴァキアという異なる文化と人々、そしてサッカー感に触れながら成長を遂げており、2.Liga(スロヴァキア2部)では6試合で3得点の成績を収めている。
スロヴァキアで当初のウィンガーとしてのポジションからストライカーの役割を見出した彼は、帰国後のカンピオナート・ブラジレイロU20において18試合で15得点、カンピオナート・カリオカU20でも15試合13得点を記録し、U20カテゴリにおいて2つの得点王に輝くなど爆発的な成長で周囲を驚かせた。さらには2019年12月8日に行なわれたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンス戦で2得点を記録するなど彼の勢いはトップチームに移っても止められるものではなかった。2020年を迎えても得点力は衰えず、本格的なブレイクの兆しを感じさせる存在だ。
代表歴
世代別代表でのキャリアは不明(記録が存在していない)
移籍の噂
U20カテゴリで驚異的な活躍を残していた彼だが、フルミネンセとは2019年に契約が切れていた選手だ。その後、投資目的のクラブであるトンベンセFCに籍を置き、フルミネンセとは2021年12月末までの期限付き移籍として所属している状況だ。現状としてはフルミネンセは彼の保有権を60%保有しているため、将来的な売却も視野に入れており、2019年12月にはリヴァプールからの関心も報じられるなどヨーロッパからの注目も集めている。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | FCポルト | 750万ユーロ |
プレースタイル
ウィンガーからのコンバートによってストライカーとして才能を開花させており、まだ経験は浅いが既にその得点力はNo.9の役割を十分に果たすことのできる選手だ。圧倒的な得点力は彼の大量のシュートによって成し遂げたことではなく、彼のシュート決定率は約50%であるなど無駄のないプレーでゴールを量産している。ウィンガー時代の名残からドリブルの頻度も多く、あらゆる面でハイブリッドな存在として進化を遂げることとなった。180cmと長身を誇るわけではないが、彼の風貌に現れているように筋肉質で逞しいフィジカルなどから一部のファンからは「Lewanilson(レヴァニウソン)」とロベルト・レヴァンドフスキに例えられた。