ドミニク・ドビス

管理人推薦選手紹介
名前ドミニク・ドビス(Dominik Dobis)
生年月日2009年1月20日
国籍/出身オーストリア/スロバキア
身長1??cm
ポジションCF/WG
所属FCレッドブル・ザルツブルク

TOPへの到達が待ち望まれる小柄なゴールハンター

プレー動画

経歴

■2009-2022年(幼年期~ラピド・ウィーン)

4歳となった2013年10月よりオーストリアの首都ウィーンを本拠地とする『SVヒルシュシュテッテン』にてキャリアを始めているため、彼は幼い頃からオーストリアで育っているものだと推察される。一方で、オーストリアサッカー協会(ÖFB)では隣国スロバキアの国籍も有している記載があるため、この約1時間の距離間に首都がそれぞれ存在する両国にルーツを持っていることだろう。初等教育が始まったタイミングの2016年3月(7歳)にはオーストリアを代表する『SKラピード・ウィーン』の下部組織に入団しており、恵まれたプロクラブでプレーする環境を手にすることに成功した。

本格的に統計情報が記録されるようになったU12カテゴリでは、10歳にしてU12リーグで得点を重ねるような早熟性を見せており、2020/21シーズン(11歳)では親善試合を中心にU13カテゴリでも17試合9得点を記録。より存在が際立つようになったのが2021/22シーズンのことであり、12歳ながらU14チームを牽引していたことから他クラブが目をつけるのも時間の問題であった。

■2022-2023年(レッドブル・ザルツブルク)

シーズン途中の2022年2月、チームメイトのNicolas Jozepovicと共に国際的な若手育成の代表格となっていた『FCレッドブル・ザルツブルク』に加入したことが発表。13歳での移籍となっているが、すぐさま組み込まれたU14カテゴリではデビュー戦で名刺代わりの得点を決めるだけでなく、そのままU14リーグの残り3試合で2回のハットトリックを含む8得点にて難なく適応することに成功している。

2022/23シーズンはU15に組み込まれ、2022年9月に開催されたサミ・ケディラが協賛する「ポルシェ・フースバル・カップ(U15)」では、ポルシェのパートナークラブである5クラブによる大会でザルツブルクを準優勝に導き、個人としても大会最優秀フィールドプレイヤーに選出。オーストリア国内のU15リーグでは開幕節からのハットトリックを含めた15試合26得点にてリーグ制覇に貢献するなど神童としての名声が強まっていた。

翌2023/24シーズンではU16のユースカテゴリに昇格しており、対戦相手も含めてフィジカル的にも厳しさが増した環境にて14歳の彼の姿があった。U15リーグに比べて簡単に得点を決めることは困難であったが、4試合目で念願の初ゴールを記録しながら徐々に適応し始めると、リーグ戦14試合で13得点と確実な結果を残すことに成功。前年のU15リーグに続いてカテゴリ間での連覇を経験している。現在の2024/25シーズンは15歳ながら一気にU18カテゴリまで到達しながらTOPチームの昇格に向けて順調に歩んでいるところだ。

代表歴

スロバキアの国籍も有している彼だが、世代別代表では常にオーストリアを選択しており、2022年11月に13歳でオーストリアU15でのデビューを飾っている。そんなU15でのチェコ戦では13歳の彼が5得点を挙げたことで界隈では大きな話題となっていた。その約1年後の2023年10月にはU16、さらに約1年後の2024年9月にはU17と同じヘルマン・スタッドラーの指揮下にてデビューを飾っている。

移籍の噂

2024年5月にザルツブルクとの契約延長に合意しており、期間は明らかになっていないが来るプロ契約に向けてクラブとの良好な関係を築いている。移籍の噂は報じられておらず、当面の目標は2.リーガ(オーストリア2部)に属するファームクラブのFCリーフェリングに到達することだろう。リーフェリングでは16歳となる2025年1月からデビューする機会が訪れるはずだ。

プレースタイル

幼い頃から生粋の点取り屋である彼は、相手DFを置き去りにするほどの機敏なスピードを持っており、簡単に背後を取りながら1vs1の状況を作り出す動きを得意としている。また、利き足である右足を中心としたテクニックに優れているが、個人技を披露するようなことには全く執着せずにゴールを第一に考えた選択をするなど、派手さはないが堅実な働きを常に遂行している。1vs1の場面を数え切れないほど経験しているような落ち着きを見せており、安定した決定力も魅力的だ。

現時点では165~174cmの小柄な部類に入るが、15歳という年齢から身長が極端に伸びることも考えられるだろう。現時点では最前列を主戦場としているが、カテゴリが変わるにつれてポジションの最適解も模索されるはずだ。

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