アレクサンドル・シェスチュク

選手紹介
名前アレクサンドル・シェスチュク(Aleksandr Shestyuk)
生年月日2002年6月5日
国籍/出身ベラルーシブレスト)
身長186cm
ポジションCF
所属ディナモ・ブレスト

ベラルーシ国内での大ブレイクが近い怪物的ストライカー

プレー動画          

経歴             

■2002-2016年(幼年期~ABFF)

ベラルーシ西部の都市であるブレスト(グラエフカ)に生まれた彼は、地域の学校にてサッカーを始めているが当時は本腰を入れてはおらず、9歳~10歳のときには両親と共にロシアのスモレンスクに引っ越していた。母親の薦めでアコーディオンを9年間習っており、彼自身はサッカーだけではなくレスリング(フリースタイル)に明け暮れていたという。

それでもサッカーの才能に溢れていた彼は、14歳の頃にミンスクにあるABFFアカデミーに参加しており、彼らの年代の有望株が一堂に会した環境での生活が始まっていた。しかし、1年半の間苦しんでいた背中の負傷が影響したことで約6ヶ月間のみの在籍となっている。

■2016-2021年(ディナモ・ブレスト)

その後、ベラルーシを代表するディナモ・ブレストの下部組織にたどり着いており、そこでサッカーに対する向き合い方を見つめ直し、1日2回の練習と野山をジョギングするなど練習量を増やしていた。初年度はフォワードとしては物足りない5得点のみに終わっているが、翌2017シーズンは公式戦で30得点を記録するなど、ベラルーシの16歳未満で3番目に優れた評価を手にしていた。この活躍から2018シーズンにはシニアカテゴリからの招集も行われており、1つ上のカテゴリであるU17リーグでは18得点を挙げるなど得点王にも輝いている。

16~17歳からトップチームとのトレーニングにも帯同していた彼は、2021年1月のプレシーズン・トーナメントとなるウィンターカップ2021にて3試合5得点の得点王となり、すぐさまトップチームへの昇格と新たに3年契約を締結。2021年3月14日に開幕したヴィシャヤ・リガ(ベラルーシ1部)のFKスプートニク・レチツァ戦にてトップリーグデビューと初得点を同日に達成しており、第5節を終えた時点で5試合3得点2アシストと好調な出足にてブレイクの香りを漂わせている。

代表歴            

ベラルーシU17としては2019年にミンスクで開催されたディベロップメントカップ2019の優勝を経験しており、2021年3月にはベラルーシU21のトレーニングキャンプに招集。そのまま2021年3月26日のアルメニアU21戦にてU21カテゴリでのデビューも飾った。

移籍の噂           

ディナモ・ブレストとは2023年12月末までの契約を締結しており、移籍の噂は報じられていないが1年後にはロシアのクラブを中心に関心を持たれることだろう。ベラルーシ国内で最も高い移籍金は350万ユーロであるため、金額的にもお買い得なプレーヤーだ。イリア・シュクリンと共にベラルーシの発展に欠かせない存在だ。

プレースタイル        

クリスティアーノ・ロナウドをアイドルに持つ彼は、ロナウドから影響を受け15歳からフィジカルトレーニングを継続しており、186cmの身長という風貌から既に完成されたフィジカルを有している。加えてレスリングで鍛えられた身体の使い方もサッカーに上手く投影しており、最大の武器は圧倒的な得点力であるが、ポストプレーも無難にこなすなど最前線で起用するには申し分ないクオリティとなっている。

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