名前 | イリア・シュクリン(Ilia Shkurin) |
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生年月日 | 1999年8月17日 |
国籍/出身 | ベラルーシ(ヴィーツェプスク) |
身長 | 188cm |
ポジション | CF |
所属 | CSKAモスクワ |
※イリヤ・シュクリンとも表記される
ロシアに舞台を移したベラルーシのストライカー
プレー動画
経歴
■1999-2018年(幼年期~FCヴィーツェプスク)
ロシアとラトビアの国境に近いヴィーツェプスクに生まれた彼は、ユースキャリアを地元のFCヴィーツェプスクで過ごしており、ユースリーグで38試合32得点を記録するなど特出した存在であった。これらの活躍から2016年7月にはウクライナのディナモ・キーウから招待を受けていたが、契約には至っていない。一部の報道では彼が求めるレベルに達していなかったと報じられているが、代理人であるヴァレリー・イサエフは「誤った情報だ。彼は3~4歳年上とのトレーニングで非常に良い印象を与えたが、ディナモ・キーウと共に、彼がFCヴィーツェプスクのトップチームでプレーする方が適切だと決めたのだ」とこれを否定している。
こうして2017年シーズンよりFCヴィーツェプスクのトップチームに昇格すると、2017年7月23日のベラルーシカップ、スルツク戦にて後半42分からトップデビューを飾っている。同シーズンのVysheyshaya Liga(ベラルーシ1部リーグ)では4試合に出場しており、第17節のFCドニプロ・モギリョフ戦では初ゴールも記録した。2018年シーズンは得点は生まれず、怪我の影響もあり8試合の出場に留まったが、フリーエージェントでエネルゲティクBGUに移籍をしたことで覚醒を遂げる。
■2019-2020年(エネルゲティク~CSKAモスクワ)
2019年シーズンは序盤戦こそ1得点であったが第13節以降は本格的に得点を重ねており、FKミンスク戦での1試合4得点や、ディナモ・ミンスクを相手にハットトリックを記録するなどリーグ戦では結果的に19得点を挙げ、得点王に輝いている。チームは12位と下位に低迷しているが、BATEボリゾフを除いた上位チームを相手に7得点を記録するなど、個人としては高い評価を得るシーズンとなった。2019年12月末に同国のディナモ・ブレストに移籍することが決まっていたが、契約の翌日にCSKAモスクワからのオファーを受けたことで、わずか数日でCSKAモスクワへと移籍。ディナモ・ブレストの柔軟な対応ではあるが、9万5000ユーロでディナモ・ブレストに売却したエネルゲティクにとっては、CSKAモスクワに5倍の50万ユーロで転売されたことに悲観しているであろう。
代表歴
2017年9月にわずか18歳でベラルーシU21でのデビューを飾っており、負傷で招集外の日々が続いていたが2019年10月より再び招集を受けている。ベラルーシのフル代表に名を連ねる日も近いだろう。
移籍の噂
前述の通り、2020年1月にCSKAモスクワへ移籍したばかりであるため退団は考えづらい。契約期間は2024年6月末までと長期間となっているため、次のステージにはロシアでの活躍が必要となるだろう。
プレースタイル
エリア内での優れた嗅覚を持った本格派のストライカーであり、多くのゴールパターンで量産する選手だ。また、魅力的な188cmの身長を有しており、空中戦も一定の強さを誇っている。また、プレースキッカーとしても才を発揮し、様々な面で非凡なものを持った楽しみな選手となっている。