アグスティン・アルバレス

選手紹介
名前アグスティン・アルバレス(Agustín Álvarez)
生年月日2001年5月19日
国籍/出身ウルグアイサン・バウティスタ)
身長180cm
ポジションCF
所属CAペニャロール

クラブ最高額の違約金が設定されたペニャロールの新たなエース

プレー動画          

経歴             

■2001-2021年(幼年期~ペニャロール)

ウルグアイ南部のカネローネス県に属するサン・バウティスタに生まれた彼は、10歳から現在のCAペニャロールに在籍している生え抜きの選手だ。「カナリオ(Canario)=カナリアの意」のニックネームで親しまれており、各セクションでは常にチームのエースストライカーとして活躍するなど、ユースカテゴリでは計170試合で113得点という驚異的なハイペースにて得点を量産していた。一方の私生活では16歳で娘のジュリアを授かるなど、若くして一家の大黒柱となったことで彼はよりプロ選手になることを意識している。

2019年にU19未満のリーグで得点王に輝いた彼は、2020年1月のウィンターキャンプ(アメリカで実施)でトップチームに帯同し、そのまま昇格。デビューは新型コロナウイルス感染症の影響で伸びているが、2020年9月に行われたプリメーラ・ディビシオン・アペルトゥーラ(ウルグアイ1部前期)第12節のCAトルケ戦にてトップデビューを飾ると、翌節のクラブ・プラサ・コロニア戦では1得点1アシストを記録する活躍を見せていた。

2021年1月からのクラウスーラ(後期)ではコロナの感染で後期開幕戦は欠場しているが、後期第2節から復帰すると14試合で7得点を記録。その前に実施された中間コンペも含めると、国内リーグではデビューイヤーながら25試合で10得点という素晴らしい成績にてペニャロールを明るく照らすこととなった。現在はコパ・スダメリカーナ(南米版UEFAヨーロッパリーグ)でプレーしており、セロ・ラルゴ(ウルグアイ)とスポルト・ワンカヨ(ペルー)戦ではそれぞれ2得点を奪うなど、タイトルを得るために奮闘中だ。

代表歴            

ウルグアイU20でいくつかの試合に出場しているが、得点を奪うまでには至っていない。

移籍の噂           

2021年4月にペニャロールとは新たな契約を交わしており、2024年6月末までの契約期間と1650万ユーロの違約金を設定している。ペニャロールとしてはロサンゼルスFCにクラブ史上最高額となる1,040万ユーロで売約したブライアン・ロドリゲス、次点でマンチェスター・ユナイテッドに850万ユーロで売約したファクンド・ペリスティリといった事例に基づいた金額であるが、1650万ユーロの違約金はこれまで類を見ない設定額であるためペニャロールが相当な評価をしていることが伺える。

契約更新時には「家族や代理人と相談し、クラブに残ることが最優先だった」と語るように、3歳となる娘ジュリアの環境変化も考慮してウルグアイでプレーすることが望みであったという。それでも将来的なヨーロッパへの挑戦は夢見ていると公言しているため、ペニャロールへの多額の恩返しをするためにも移籍は必然だろう。

プレースタイル        

180cmと怪物的なフィジカルではないが、安定した物理的な強さを持っているため空中戦でも一定の強さを誇っている。最大の武器はその得点力であり、相手ディフェンダーの死角からクロスに合わせる動きといった優れたポジショニングとシュートセンスにてゴールの量産を実現。足元に収めてからのシュートは少なく、いわゆるワンタッチゴーラーといえるだろう。既に父親としての責任感を有しており、こうした精神的な成熟面からユースカテゴリではキャプテンマークを着用することもある。

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