名前 | ベンジャミン・ニーグレン(Benjamin Nygren) |
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生年月日 | 2001年7月8日 |
国籍/出身 | スウェーデン(ヨーテボリ) |
身長 | 184cm |
ポジション | CF/RWG |
所属 | IFKヨーテボリ |
※ベンジャミン・ニグレンとも表記されるだろう
最終節で鮮烈な輝きを放ったヨーテボリの超新星
プレー動画
経歴
■ 2001-2017年(幼年期~IFKヨーテボリ)
スウェーデン第2の都市 ヨーテボリ に生まれ、5歳~6歳の間に地元のUtbynäs SKでキャリアをスタートさせると、12歳までは父親がコーチとして教えてくれたと語る。そんな父親の下、2歳下の妹 ネリー・ニーグレンも女子サッカーのスウェーデンU15に選出されているなど、兄妹揃って才能に満ち溢れた存在として有名だ。12歳になる頃には大きなクラブへの憧れを持っており、プロの道を志すために国内リーグ18回の優勝を誇る古豪 IFKヨーテボリのユースへと加入している。
IFKヨーテボリのユースセクターでは、常に1歳上の世代と一緒にプレーしており、2017年シーズンは16歳でU19チームに昇格するなどブローヴィット(IFKヨーテボリの愛称)でも有数の逸材としての評価を得るまでに成長した。
■ 2018年(IFKヨーテボリ)
2018年3月にエルグリーテISとのトレーニングマッチで非公式ながらトップデビューを飾ると、2018年5月にはIFKヨーテボリとプロ契約を締結。そんな2018年シーズンの当初はU19とU21でのプレーとなっていたが、トップチームが第27節を終えた時点で、降格圏との勝ち点差が “8” となっており残留も確実視されていたことから 2018年10月31日のアルスベンスカン(スウェーデン1部)第28節 ユールゴーデンIF戦でトップチームでの公式デビューを果たしている。そんな彼が脚光を浴びたのは最終節 エールブルーSK戦での出来事であり、4-2-3-1のフォーメーションで1トップで起用されると、前半7分にカウンターから冷静に決めてプロ初ゴールを記録。後半55分にはPKを誘発すると、終了間際には試合を決定づける2点目を決め、この日の3得点すべてに絡む大活躍を残し、低迷が続いているブローヴィットの将来を明るく照らす存在としてファンの心を鷲掴みにした。
代表歴
15歳でスウェーデンU15~U16でプレーしていた彼は、2017年10月よりスウェーデンU17に招集を受けている。U17として臨んだU-17欧州選手権では、チームの主力として予選を含む6試合で4得点を決めるなど準々決勝でイタリアU17に敗れるまで獅子奮迅の活躍を残した。
移籍の噂
プロ契約を締結する前には、約20クラブにも上る欧州主要クラブからのオファーを受けていた。とりわけ、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、インテルからの関心は熱く、彼自身も実際に試合をチェックするなどをしていたが、ブローヴィットに残ることを結果的に選択している。2019年シーズンからはチーム内序列も上がることが予想されるため、さらに市場価値を高めることとなりそうだ。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2019-20 | KRCヘンク | 370万ユーロ |
2020-21 | ヘーレンフェーン | on loan |
プレースタイル
トップチームでのプレー歴は浅いため、判断材料に乏しいが、センターフォワードだけではなくウィンガーとしてもプレーできる選手だ。2得点を記録したエールブルーSK戦では冷静なフィニッシャーとしてポジション取りの上手いストライカーとしての才を見せている。IFKヨーテボリのSD(スポーツディレクター)を務めていたマッツ・グレンは「彼はとても良い左足を持っており、いつも周りを見ている選手だ」と語っている。