名前 | ロメオ・ラヴィア(Roméo Lavia) |
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生年月日 | 2004年1月6日 |
国籍/出身 | ベルギー(ブリュッセル) |
身長 | 182cm(※推定) |
ポジション | DMF/CB |
所属 | マンチェスター・シティ |
※ロメオ・ラビアとも表記される
EDSの年間最優秀選手にも輝いたベルギーからの狩人
プレー動画
経歴
■2004-2020年(幼年期~アンデルレヒト)
ベルギー代表の暗黒時代であった2004年、彼は首都のブリュッセルにて誕生した。初期キャリアを過ごしたのはブリュッセル首都圏地域のヴォリュウェ=サン=ランベールにあるSCヴォリュウェというクラブであったが、Web上にも記録が残っていないため、どのような幼年期を過ごしていたのかは不明となっている。それでも2012年には8歳で名門RSCアンデルレヒトの下部組織に加入しており、ヤリ・ヴェルスハーレンやジェレミー・ドク、マルコ・カナ、キリアン・サルデラといった2001~2002年生まれの有望株に続く選手として期待を受けるような存在であった。アンデルレヒトに加入してからの学校生活は地元のSacré-Coeur de Lindthout(小学校)からアンデルレヒトに通うような生活となっている。
2016年、中等教育課程からは練習場にも近いアンデルレヒトにあるSint-Niklaas Instituut(デニス・プラートが卒業した学校でもある)に進学。2017年にはエイゼンデイケ(オランダ)で行われたローマン・トーナメント(U14)の優秀選手賞を手にし、レナート・ヨハンソン・トロフィー(U13)でもMVPに輝くなど攻撃的な選手ではなかったが国際的に高い評価を得ていた。14歳となった2018年には東京都で開催されている「2018 東京国際ユースサッカー大会」にアンデルレヒトU14として来日しており、20チーム中8位の成績で終えているが、日本の地で得点を奪うなどチーム内では印象的な活躍を見せている。
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そんな有望株の彼はアンデルレヒトが掲げている『RSCA 2020-2025(新たなコンパニ、ルカク、ティーレマンスといった若手育成を行う計画)』における筆頭選手として期待されていたが、アンデルレヒトとの契約延長交渉は複数回にわたって合意には至らなかったという。リヴァプールとの関係も噂されていた彼については、地元メディアも「40%の確率で残留するだろう」と悲観的な見方をしており、その報道通りに2020年6月に契約満了で退団することが決定。自身のInstagramにて8年間過ごしたクラブへの感謝のメッセージを述べている。
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■2020-2021年(マンチェスター・シティ)
2020年夏、アンデルレヒトを退団後に契約を交わしたのはリヴァプールではなくマンチェスター・シティ。加入直後はマンチェスターU18に登録されており、U18プレミアリーグ(イングランドU18リーグ)開幕節のウルヴス戦にて早速デビューを飾ると、開幕からの9試合における7勝2分の成績に寄与している。これらの活躍からシーズン途中にマンチェスター・シティEDS(U21相当)に昇格しており、年明け(2021年)以降はプレミアリーグ2(U23リーグ)を中心にプレー。結果的にプレミアリーグ2とU18プレミアリーグの両方で優勝に貢献しており、出場した全31試合で彼が敗戦を喫したのはFAユースカップ4回戦(vsエヴァートン)のみであるなど移籍初年度からチームの核になる活躍を残している。シーズン終了後にはEDS プレーヤー・オブ・ザ・シーズン(年間最優秀選手)に選出され、ジョゼップ・グアルディオラが2021-22シーズンにトップチームへ昇格させたいという噂も報じられた。
Another one! Well done team💙 pic.twitter.com/lLWavhWQHC
— Lavia Roméo (@RomeoLavia) May 22, 2021
代表歴
アンデルレヒトに在籍していた2019年にベルギーU15/U16での出場を飾っている。ただ、マンチェスター・シティに移籍後の2020年からは世代別代表ではプレーしておらず、COVID-19の影響も受けているため当面はクラブでの活動に専念するだろう。
移籍の噂
マンチェスター・シティとは2023年6月末までの契約を残しており、まずはトップチームに昇格することが目標であるため移籍には応じないだろう。2021-22シーズンはマンチェスター・シティEDSで開幕からフル稼働する見通しであるが、トップデビューの可能性も秘めているため開幕から数ヶ月後にどこでプレーしているのかは楽しみにしていただきたい。
プレースタイル
基本的には6番のポジションを主戦場としているが、オプションに応じてセンターバックとしてもプレーできる選手。正確なディフェンススキルでボールを奪取し、複数人を相手にも奪われないようボールを逃がす技術によるキープ力、前への推進力と美しいラインブレイクパスが光るハイクオリティな中盤のスペシャリストと言えるだろう。
トップチームのフェルナンジーニョと比較されるだけでなく、実際に彼もフェルナンジーニョを尊敬しており学び続けるなど良い影響を受けている。また、アンデルレヒトやベルギーの世代別代表ではキャプテンを務めており、マンチェスター・シティでも幾つかの試合でキャプテンマークを着用するなど高いキャプテンシーも彼の持ち味だ。