名前 | キリアン・サルデラ(Killian Sardella) |
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生年月日 | 2002年5月2日 |
国籍/出身 | ベルギー(ウェメル) |
身長 | 177cm |
ポジション | SB/CB |
所属 | RSCアンデルレヒト |
※キリアン・サルデーラとも表記される
プロの舞台で新境地を開拓するベルギーの逸材
プレー動画
※背番号は「54番」
経歴
■2002-2020年(幼年期~アンデルレヒト)
ベルギーのフラームス=ブランバト州にあるウェメルに育ち、自宅近くのKVKウェメルでキャリアをスタートさせた後、FCブリュッセル(前身はFCストロンベークでRWDモレンベークを吸収したクラブ。現在の名称はRWDMブリュッセルFCとなっている)にて注目を集める存在となっていたという。RSCアンデルレヒトには2011年1月から加入し、当初はミッドフィールダーであったが、センターバックとしてのポテンシャルを見出されてコンバートを受けている。
アンデルレヒトの下部組織ではU14~U17カテゴリで3年連続のタイトル獲得に貢献すると、2019年の夏よりヴァンサン・コンパニ(選手兼任監督)によってトップチームに昇格。ただ、センターバックとしては177cmの身長がネックになると考えられており、守備的なミッドフィールダーとしてトレーニングを行うと、結果的にはサイドバックとしての可能性が着目され、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第3節のKVメヘレン戦にて右サイドバックとしてフル出場でのトップデビューを飾ることとなっている。その後も17歳ながら両サイドバックとしてスタメン出場の機会も与えられるようになり、着実に成長を遂げている。
代表歴
両親はイタリア人(父親)とコンゴ人(母親)だが、ベルギーの各世代代表の常連選手であり、ベルギーU17としてはわずか15歳でデビューを飾った後、U17欧州選手権などでチームを支えている。2019年9月にはU21欧州選手権予選のウェールズU21との試合でベルギーU21でのデビューも飾っている。
移籍の噂
アンデルレヒトとは2021年6月末までの契約を交わしており、海外からの関心はあるもの具体的なクラブ名までは報じられていない。既に契約更新をするレベルに達しているため間もなく交渉の場が設けられるだろう。
プレースタイル
センターバックが本来のポジションではあるが、プロの舞台ではサイドバックとしてのコンバートによって新たな一面を見せており、右利きながら両サイドバックとして適応するなどその戦術理解度は17歳離れしたものを持っている。下部組織時代は非常に速いスピードを持つ選手であり、ボールに触れるだけでゲームに効果的な流れをもたらす選手としての評価を得ている。ヴァンサン・コンパニの下での成長が期待され、多くの若手選手が出場機会を得ているアンデルレヒトでも有数の存在となるだろう。