名前 | ニコラ・ソルド(Nikola Soldo) |
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生年月日 | 2001年1月25日 |
国籍/出身 | クロアチア(シュトゥットガルト) |
身長 | 189cm |
ポジション | CB/DMF |
所属 | インテル・ザプレシッチ |
偉大なる父を持つインテル・ザプレシッチの大器
プレー動画
経歴
■2001-2015年(幼年期~NKラブニツェ)
彼の父親はシュトゥットガルトのレジェンドとして知られる元クロアチア代表のスヴォニミル・ソルド(現:アドミラ・ヴァッカー監督)であり、兄のマティヤ(1995年生)とフィリップ(1997年生)もプロサッカー選手として活動するなどサッカーが常に身近な存在であった家庭にて育っている。そのため彼の出生地はドイツのシュトゥットガルトであり、父が現役引退するまでの約6年間はドイツでの生活であった。
2007年より現役を退いた父がディナモ・ザグレブのユースコーチに就任したことを機にクロアチアへ戻ると、2008年より名門ディナモ・ザグレブのアカデミーにてキャリアをスタートさせている。加入したばかりの7歳当時から地元メディアに「父を超える存在になるだろう」と特集されており、その将来が嘱望される存在であったが、2010年にディナモ・ザグレブを離れてからはロコモティヴァ・ザグレブ、NKザグレブ、NKハシュク、NKラブニツェとザグレブに本拠地を構えるクラブを転々とするユースキャリアを過ごしていた。クラブを転々とした事実は彼の問題ではないと思われ、実際にNKザグレブの在籍時にはドイツで開催されたミニ・マスターズ(11歳未満)の準優勝に貢献するなど確かな才能を示していた。
■2015-2020年(インテル・ザプレシッチ)
2015年よりインテル・ザプレシッチに加入すると現在に至るまで在籍し続けており、2019年8月の1.HNK(クロアチア1部)第5節の古巣ディナモ・ザグレブ戦にてトップデビュー。同試合ではフル出場を飾るも、イヤイ・アティエムウェンの2得点で逆転負けを喫するなどほろ苦いデビュー戦となった。デビュー戦以降もセンターバックの一角として多くの出場機会を得ているが(2020年6月時点で24試合に出場)、チームは泥沼となる10連敗によってダントツの最下位に沈んでいるなど苦しいシーズンを過ごしている。
代表歴
2019年10月にクロアチアU19でのデビューを飾っているが、ヨシュコ・バルディオルとマリオ・ヴシュコヴィッチの牙城は崩せず定期的な出場には至っていない。
移籍の噂
Trasnfermarktを参照するとインテル・ザプレシッチとは2022年6月までの契約を残しているが、具体的な契約の記述は見られないため詳細は不明だ。2020/2021シーズンの2.HNL降格が目前に迫っているだけに、降格を喫するのであれば移籍も視野に入れることだろう。現時点ではレアル・バリャドリードとフランクフルトの他、イタリアのクラブも関心を持っているとも報じられている。
プレースタイル
189cm/89kgの強靭なフィジカルを有したセンターバックであり、見た目通りの物理的な強さを誇っている。技術的にも優れた彼であるが、初速の遅さが指摘されるなど改善点も多い。最下位のクラブの主力ということもあり、失点数は必然的に多くなるためスタッツは良いとは言えないが、個人をピックアップするとポテンシャルの高い選手であることは間違いない。