名前 | ジト・ルヴンボ(Zito Luvumbo) |
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生年月日 | 2002年3月9日 |
国籍/出身 | アンゴラ(ルアンダ) |
身長 | 171cm |
ポジション | RWG |
所属 | プリメイロ・デ・アゴスト |
※ジト・ルブンボとも表記されるだろう
アンゴラの黄金世代に君臨する絶対的な才能
プレー動画
経歴
アフリカ大陸で7番目の大きさを誇るアンゴラ共和国、FIFAワールドカップに出場を果たしたのは2006年大会のみと目立った成績は残していないが、2002年に集結した内戦からの急激な経済発展を遂げている同国へはアフリカに精通したジャーナリストならば見過ごすことのできない存在と言えるだろう。直近では世界的に注目の的となっているエドゥアルド・カマヴィンガ(スタッド・レンヌ)やイタリアでプレーするラファエル・レオン(ACミラン)、これまたポルトガルの注目株として知られるフロレンティーノ・ルイス(SLベンフィカ)はいずれもアンゴラにルーツを持つ選手であり、徐々にその国土に比例するような才能が発見されるようになっている。今回紹介するジト・ルヴンボはアンゴラに生まれ、アンゴラで育ってきた純国産のプレーヤーだ。
■2002-2020年(幼年期~プリメイロ・デ・アゴスト)
アンゴラの首都であるルアンダに生まれた彼は、国内でも屈指の強豪クラブとして知られるプリメイロ・デ・アゴスト(CD 1º de Agosto)の下部組織にて育てられていた。同クラブのU17とU20カテゴリを経て、2019年5月8月に行なわれたタッサ・デ・アンゴラ(国内カップ)のクアンド・クバンゴ戦にて17歳でのデビューを飾ると、4日後の同じくクアンド・クバンゴを相手にはジラボーラ(アンゴラ1部)の舞台で初得点も記録している。2018/2019シーズンはジラボーラとタッサ・デ・アンゴラの国内二冠を経験したことで自信をつけると、2019/2020シーズンは26試合・5得点の成績で本格的にクラブの中心選手として活躍中だ。
代表歴
アンゴラU17では、これまでグループステージ進出が最高成績だったアフリカ・ネーションズカップU17において、同大会のサプライズとなったアンゴラを3位に導く活躍を残している。このまま初出場となったU-17ワールドカップでもグループステージを突破し、ベスト16に進出したことはアンゴラの未来を感じさせる出来事として語られた。
プリメイロ・デ・アゴストのユース監督、そしてアンゴラU17を率いていたペドロ・ゴンサルベスが2019年8月よりアンゴラ代表の監督に就任したことで、2019年9月にはアンゴラA代表に初招集を受けている。そのまま2022 FIFAワールドカップ予選となるガンビア戦でデビューを飾っており、同試合では10番を与えられていた。
移籍の噂
世代別代表での活躍前となる2019年2月にマンチェスター・ユナイテッドは彼を2週間のトレーニングに招待しており、さらにはSLベンフィカ、FCポルト、スポルティング・クルーベのBIG3(ポルトガル)も関心を示すなどの注目を集めていた。そしてアンゴラU17での活躍がさらなる注目を呼び、ウェストハム・ユナイテッドやフラメンゴ、LOSCリール、ボアビスタが参戦している。現実的な選択としては、アンゴラがポルトガル語を公用語としていることからポルトガルのクラブまたはブラジルのフラメンゴは有利な立場にあると言えるだろう。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | カリアリ | 100万ユーロ |
プレースタイル
右ウィングを主戦場としており、狭いスペースでも独特の間合いからの加速やテクニカルなドリブルでの突破を得意とする左利きのアタッカーだ。ボールを持ったときの判断力は年齢以上のものを備え、利己的な一面を見せる彼はNo.10のプレーメーカーとしてもプレーできる特徴を持っている。