エドゥアルド・カマヴィンガ

選手紹介
名前エドゥアルド・カマヴィンガ(Eduardo Camavinga)
生年月日2002年11月10日
国籍/出身フランスミコンジェ)
身長182cm
ポジションDMF
所属スタッド・レンヌ

レンヌに突如として現れた最高品質の神童

プレー動画

経歴

■ 2002-2013年(幼年期~スタッド・レンヌ)

アフリカ南西部のアンゴラ共和国・ミコンジェに生まれた彼だが、1歳となる頃には家族がフランスのフジェールに移った経歴を持っている。彼が最初に始めたスポーツは意外にもサッカーではなく柔道であり、7歳までの間は柔道にも明け暮れていたという。そんな柔道に力を入れていた彼であったが、地元のクラブであるDrapeau-Fougères(後にAGL-Drapeauとして合併)で2009年よりサッカーを始めると、一気にサッカー選手としての才能を開花させており、周囲のクラブからも関心を集める存在へと成長を遂げていた。U11(11歳未満)の世代では地域リーグながら多くの大会を制覇し、その存在が近隣のクラブであるスタッド・レンヌにも届くと、2013年7月よりスタッド・レンヌのアカデミーの一員となっている。

■ 2013-2018年(スタッド・レンヌ)

スタッド・レンヌに移籍後も、才能は枯れることはなく常に上の世代を相手にプレーしており、14~15歳の頃にはスタッド・レンヌのU-17チームとしてフランスチャンピオンに輝き、さらにはガンバルデラ・カップ(U19)に出場。ついには15歳にしてスタッド・レンヌⅡ(リザーブチーム)でも出場機会を与えられるなど特出した存在となっていた。

■ 2018-2019年(スタッド・レンヌ)

16歳の誕生日を迎えてから1ヶ月にも満たない2018年12月にスタッド・レンヌとの最初のプロ契約を締結した彼は、2019年4月6日のリーグ・アン(フランス1部リーグ)第31節のSCOアンジェ戦で試合終了間際にトップデビューを飾っており、このデビューはスタッド・レンヌの史上最年少出場記録だけなく、欧州5大リーグで2002年生まれとして最初にデビューした選手としても世界的に知られるようになった。既に飛び級でプレーし続けていた彼のデビューには、クラブの関係者は驚くことはせず、むしろ当たり前だという姿勢であるなど如何に彼が高い評価を得ているのかが伺えるだろう。このデビュー戦から1ヶ月後にはトゥールーズ戦でフル出場を飾るなど、シーズンを通して7試合に出場し、うち4試合での先発出場を含む、364分間の出場機会を得てシーズンを終えた。

代表歴

世代別代表としてのキャリアは持っておらず、生誕国のアンゴラと両親を通じたDRコンゴから代表選択をできる権利を持っている。現在はフランスの市民権を得る動きを見せており、一般的な視点だとフランスを選択することが賢明な判断だろう。

移籍の噂

わずか16歳でのデビューとなった彼は、そう遠くない将来に争奪戦が繰り広げられるのは避けられない。スタッド・レンヌとの契約は2021年6月末までとなるが、これから引き抜きに備えた契約更新も行なわれる見込みだ。

プレースタイル

AGL-Drapeauで彼を指導していた元コーチのJoseph Burel氏は、約50年間も同クラブで指導している中で「私はこのレベルの子どもを見たことがなかった」と最高級の逸材であることを手放しに評価している。彼は中盤の守備的なミッドフィールダーが本職であるが、攻守に渡る献身的な動きからボックス・トゥ・ボックスに近い選手とも評価されている。182cmの長いリーチを柔道で培った身体の使い方を駆使してボールを奪うことを得意とし、平均以上と言われるパスの質と高い推進力でチームに流れをもたらすだろう。また、中盤の位置であればどのようなポジションでもこなすことが出来ると言われているため、ユーティリティ性も持っているとされている。

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