名前 | ジーニョ・ヴァンフースデン(Zinho Vanheusden) |
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生年月日 | 1999年7月29日 |
国籍/出身 | ベルギー(ハッセルト) |
身長 | 187cm |
ポジション | CB |
所属 | インテル → スタンダール・リエージュ |
※ジーニョ・ファンフースデンとも表記される
古巣に戻り充実したシーズンを過ごすベルギーの大器
プレー動画
経歴
■ 1999-2015年(幼年期~スタンダール・リエージュ)
彼はベルギーの商業都市であるハッセルトで誕生。父のヨハン・ヴァンフースデンはベルギーU21代表としてのキャリアを持つサッカープレーヤーであり、その父が引退後に授かった子供となっている。ポルトガル語圏に近い名前である「Zinho(ジーニョ)」は、1994年のFIFAワールドカップで優勝に貢献した元ブラジル代表のジーニョに感化された父が名付けられており、実際には「h」のスペルが「j」として発音されており「ジーヨ」と呼ばれているそうだ。そんなブラジルのレジェンドに肖って名付けられた彼は、2008年よりスタンダール・リエージュの下部組織に加わり、ユースセクターでは7シーズンの時を過ごしている。
■ 2015-2018年(インテル・ミラノ)
2015年9月2日、スタンダール・リエージュからインテルのプリマヴェーラに移籍することが発表。移籍後はインテルU17に加わり、カンピオナート・ナシオナーレU17-B(U17リーグ)の主力として出場を重ねた。15-16シーズンの後半からはU19に帯同しており、続く16-17シーズンは正式にインテルU19に昇格を果たし、U17に引き続きセンターバックを不動のものとし、決勝ラウンドの優勝に貢献。2017年5月にはトップチームで初のベンチ入りを果たしている。そんな順風満帆に見えた彼であるが、同年9月に行なわれたUEFAユースリーグにて前十字靭帯断裂という大怪我を負い、約8ヶ月間の離脱を経験した。そのため17-18シーズンは2試合のみの出場に留まるなど悔しい時期を過ごしている。
■ 2018-2019年(スタンダール・リエージュ)
負傷から復帰した彼は、18-19シーズンを古巣であるスタンダール・リエージュに期限付き移籍にて加入することを発表。 シーズン序盤は負傷明けということもあり、コンディションが整っていなかった彼だが、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第15節以降は不動のレギュラーとして定着し、ヨーロッパリーグの舞台も経験するなど、古巣で充実したシーズンを過ごしている。
代表歴
2014年からベルギーU15に名を連ねるなど、世代別代表の常連プレーヤーだ。2016年U-17欧州選手権ではチームの主将としてベスト8進出に貢献。負傷により離脱期間はあるものの、現在はベルギーU21でのプレーとなっている。
移籍の噂
現在はインテルからの期限付きにてスタンダール・リエージュに在籍している彼であるが、インテルに戻るかについては不透明となっている。彼がトップチームでベンチ入りを果たした当時は、 U19の監督も勤めていたステファノ・ヴェッキがトップチームの監督に就任していた頃であり、そのヴェッキが退団した今はチャンスを得られないと考えたためだ。ヴェッキが在籍していた2018年1月にはインテルとの契約を2022年6月末までに延長しているが、父としても現在のベルギーでの充実した時期を過ごしていることもあり、全てはインテル次第だとクラブの反応を伺う姿勢をとっている。彼に対してはマンチェスター・ユナイテッドからの関心も伝えられているため、今後の去就には注目が集まるだろう。
プレースタイル
恵まれた体格を活かした守備が魅力のセンターバックであり、人は彼をセルヒオ・ラモスを彷彿とさせる選手として称している。実際に彼もセルヒオ・ラモスに触発されたことも認めており、空中戦のみならず、足下のスキルも評価されている選手だ。