名前 | トーマス・バイティンク(Thomas Buitink) |
---|---|
生年月日 | 2000年6月14日 |
国籍/出身 | オランダ( ネイケルク) |
身長 | 174cm |
ポジション | CF |
所属 | フィテッセ |
開花の兆しを見せるフィテッセ育ちの新たなストライカー
プレー動画
経歴
■ 2000-2018年(幼年期~フィテッセ)
オランダ中部の都市であるネイケルクに生まれた彼は、そのネイケルクを構成する街の一つであるネイケルケルフェーンを本拠地に構える Veensche Boys でサッカーを始めていた。素晴らしい才能の持ち主としてフィテッセのアカデミーに2010年より移籍を果たすと、そんなアカデミー時代は100ゴール以上を記録していたとも言われるなど卓越した存在であったという。14歳でトップチームの練習に参加する機会を与えられた彼は、2015年にイングランドのマンチェスター・シティとアーセナルからのオファーを受けており一時は移籍に近いとも報じられていたが、移籍を断ったことでフィテッセに残ることを選択している。
フィテッセに残留した彼は、2016-17シーズンの途中でトゥヴェーデ・ディヴィジ(オランダ3部)に所属するヨング・フィテッセ(リザーブチーム)に昇格を果たしており、彼のデビュー戦となった2016年8月28日の第3節 AFCアムステルダムを相手に2得点を決めるなど、ヨング・フィテッセでは7試合に出場し2得点を記録した。しかし、チームはリーグ戦を17位で終えたことでデルデ・ディヴィッジ(オランダ4部)への降格となっている。翌年、デルデ・ディヴィッジとU19エールディヴィジ(U19リーグ)の両軸でプレーをしていた彼は、U19などでの活躍から2018年2月11日のエールディヴィジ(オランダ1部)第23節 フェイエノールト戦にて後半35分にルク・カスタイニョスに代わって念願のトップチームでのデビューを果たしている。2017-18シーズンはトップチームで4試合に出場となった。
■ 2018-2019年(フィテッセ)
2018-19シーズン、トップチームに正式に昇格を果たしているがシーズンの序盤から中盤にかけてはヨング・フィテッセでのプレーであった。フィテッセでのトップチームではベンチを温めることが多く出場機会も途中出場の数分程度と満足できないものとなっていたが、チームの得点源であるティム・マタヴジュやウサマ・ダルフィルが負傷離脱していたこともあり、彼に穴を埋めるような期待が求められると、第24節のNACブレダ戦でプロ初ゴールを記録。以降の試合ではチームの主軸に定着し、第27節 ADOデン・ハーグ戦ではプロとして初のハットトリックを記録するなど、シーズン終盤のチームを担う存在として結果的には17試合で7得点1アシストの成績を収めた。
代表歴
2014年からオランダU15に選出されるなど、オランダの世代別代表の常連プレーヤーであり各年代を代表する存在であった。2018年9月5日にオランダU19に招集されて以来、国際試合からは遠ざかっているがシーズン終盤の活躍から遠からずに招集を受けるだろう。
移籍の噂
ユース時代にイングランドのマンチェスター・シティとアーセナルからオファーを受けていたことは周知の事実であるが、現在は具体的な噂は報じられていない。フィテッセとの契約期間は2022年6月末までとなっている。
プレースタイル
裏への抜け出し、ディフェンダーの一瞬の隙をついた動き出しにてゴールを量産するスタイルのストライカーであり、冷静なフィニッシュが特徴的だ。身長はオランダ人選手としては物足りないところがあるも、それを補うセンスでいぶし銀な活躍を見せるはずだろう。前からの献身的な走りも評価を受けている。