名前 | ティアゴ・ボルバス(Thiago Borbas) |
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生年月日 | 2002年4月7日 |
国籍/出身 | ウルグアイ(モンテビデオ) |
身長 | 181cm |
ポジション | CF |
所属 | CAリーベル・プレート |
アレソの陰に隠れていたリーベルの新たなストライカー
プレー動画
経歴
■2002-2016年(幼年期~ソルサル)
FIFAワールドカップの初代優勝国である南米の強豪国ウルグアイ。同国の首都であり最大都市であるモンテビデオのセロ地区にティアゴ・ボルバスは誕生した。父親のフリオは青年期にブエノスアイレス(アルゼンチン)でバス運転手として出稼ぎに行った経歴を持ち、現在はモンテビデオでタクシー運転手をしている人物であり、そこに母親のアナと妹のミレーナが加わった4人家族となっている。
最初にボールを蹴ったのは4歳の頃で、近所の『ソルサル・ベビー・フットボール』と呼ばれるアカデミーに所属しながら基礎技術を培っていた。そこでは同じプロの舞台で活躍するマティアス・オカンポがいるなど充実した時期を過ごしている。現在のCAリーベル・プレート(モンテビデオ)に加入したきっかけはチームメイト5~6人で一緒にテストしたことが経験で、そこから彼はこのクラブに在籍することを決めていた。
■2016-2022年(リーベル・プレート)
U14からリーベルプレートでのキャリアを始めるが、同世代にチームの絶大的な存在であったマティアス・アレソがいたことで同じポジションの彼は2~3番手のような立ち位置であった。そんなマティアス・アレソのことは「彼は別の世界から来た、別の惑星から来た」と表現するなど特別であったことを語っている。そのためセンターフォワードを本職としながらも出場機会が限られていたことで、右ウィングで起用されることもあったそうだ。
それでもマティアス・アレソが15歳でトップチームに飛び級で招集されたことでユースカテゴリでは彼の出場機会も増えてくるが、その頃には高校を中退したことで母アナからサッカーをさせることを望まれなかった時期もあった。それでもリーベルがプログラムを活用し勉強できる環境を構築すると、プログラム参加者には酒や煙草を吸うような友人もいたが、彼はまっすぐにサッカー選手になるよう道を踏み外していない。
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そして2020年9月に開催されたウルグアイ1部前期リーグのモンテビデオ・ワンダラーズ戦で18歳でのトップデビューを飾り、1ヶ月後には初ゴールを記録。COVID-19の影響もあったが、デビューイヤーを20試合(436分)3得点の成績で終えている。2年目の2021年シーズンではマティアス・アレソとの2トップで主力に定着すると、彼自身は30試合で7得点7アシスト、2人合計では23得点12アシストとなるなど若きデュオはウルグアイリーグでも有数の存在となっていた。
2022年シーズンは相棒であるマティアス・アレソがグラナダCF(スペイン)に移籍したことによりチームのエースになることが期待されると、9番を譲り受けた彼はその期待に応えるようにして34試合13得点5アシストを記録。チームに欠かせない存在となったことでその市場価値も上昇しているところだ。
代表歴
2020年に18歳でウルグアイU20のトレーニングに参加していたが、現在に至るまで世代別代表でのキャリアでは目立った成績を残していない。
移籍の噂
CAリーベルプレートとは2023年12月末までと満了が近づいており、2023年1月の移籍市場を中心に動きがあると推察される。ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)のスカウトが動向を追っていると報じられるほか、ヨーロッパからの関心も既にあるものと思われる。短期的な目標はリーベルでベストを尽くすことと語っているが、クラブ名は明かしていないも憧れのクラブでプレーすることが夢のひとつとも明言している。
プレースタイル
本職はセンターフォワードだが、ユースカテゴリでの状況から右ウィングとしても一定の経験を積んでおり、現在でも求められるのであればプレーすることができると語っている。身長は186cmの記載も確認できるが、写真とすり合わせると180cm前半であると思われる。
フィジカルは筋肉質で肩幅広く、南米らしさのあるスタイルだ。こうした体格による力強い推進力、スピードと加速能力に優れているためボックス内だけでなくウィング起用でも活かされるなど様々なポジションやシーンでゴールを量産できる強みを持っている。
そんな自身の参考としている選手として過去ではバティストゥータやサモラーノ、現役ではカバーニ、スアレス、ヌニェス、ホーランドの動きをよく見ていると語ってくれた。ちなみに別の媒体ではフォルランやラウタロ・マルティネス、レヴァンドフスキの名前も挙がるなど要約すれば色々な選手を見ているということだ。