名前 | ティアゴ・アルマダ(Thiago Almada) |
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生年月日 | 2001年4月26日 |
国籍/出身 | アルゼンチン(ブエノスアイレス) |
身長 | 171cm |
ポジション | CF/SS/AMF |
所属 | CAベレス・サルスフィエルド |
※チアゴ・アルマダという表記も考えられる
テベスと同じスラム街から這い上がったアルゼンチンの至宝
プレー動画
経歴
2001-2018年(幼少期~ベレス・サルスフィエルド)
2008年、7歳となった彼はフエルテ・アパチェと呼ばれるブエノス・アイレス近郊のスラム街(貧困街)で、当時マンチェスター・ユナイテッドでプレーをするカルロス・テベスを見るために朝早くから起きていた。カルリートス(テベスの愛称)がフエルテ・アパチェの出身という境遇は周知の事実だが、彼もまた同じくフエルテ・アパチェで育っている。テベスがサッカー選手としての最初のキャリアを歩んだサンタ・クララというクラブにて彼も4歳からプレーをしていたが、サッカーだけに集中できるような環境ではなく生活も容易でなかった。幼少期から野菜を売るのを手伝い、唯一の贅沢とされるキャンディやソーダを買うことで生活に楽しみを与えていたと回想する。そんな困難な環境の中でも彼のサッカーセンスは周囲でも飛び抜けており、わずか5歳でCAベレス・サルスフィエルドの下部組織に加入。その頃から彼の愛称となるEl Guayo(グアヨ)と呼ばれるようになり、クラブのダイヤモンドと呼ばれるまでに成長を果たしていった。
2018-2019年(ベレス・サルスフィエルド)
U-20を経た彼は、ベレスのトップチームを率いる元アルゼンチン代表のレジェンドである”ガブリエル・エインセ”から評価され、トップチームに帯同するようになる。 そこで背番号『23』を与えられた彼は、2018年8月11日のプリメーラ・ディビシオン開幕節 CAニューウェルズ・オールドボーイズとの試合で後半18分からルーカス・ロベルトーネに代わり、わずか17歳でデビュー。第11節のディフェンサ・イ・フスティシアとの試合では、初のスターティングメンバーに名を連ねると、2得点を奪う活躍を残し鮮烈な印象を残した。
代表歴
2018年3月、当時16歳ながらアルゼンチンU-20に招集されており、イングランドU-20との親善試合でデビューを果たした。それだけに留まらず、FIFAワールドカップ2018ではアルゼンチン代表のトレーニングメンバーとして帯同し、メッシ、アグエロらとプレーをする機会を得るなど、アルゼンチンの次世代を担う存在として期待値が高い。
移籍の噂
具体的な移籍の噂は報じられていないが、争奪戦も遠からず繰り広げられるだろう。ベレス・サルスフィエルドとの契約は2021年6月末となっており、彼もまた2日間すらフエルテ・アパチェに帰省しないと寂しいと語るだけに、欧州への挑戦はまだまだ遠そうだ。18歳となる2019年4月までは国外移籍は例外を除き不可能なため準備のシーズンとなるだろう。カルリートスを見てきたように欧州の憧れは勿論持っているはずだ。
プレースタイル
同郷のテベスとの比較をされることが多いが、彼はより技術的に優れた選手と言えるだろう。スピードが落ちないボールコントロール、ドリブルは彼の持ち味であり、プレースキックでのゴールも演出するなど17歳ながらベレスの貴重な攻撃源となっている。ディフェンサ・イ・フスティシアとの試合で決めた2得点に代表されるように、ゴールへの嗅覚にも磨きがかかり、点取り屋としての片鱗も見せている。