名前 | スファナット・ムエアンタ(Suphanat Mueanta) |
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生年月日 | 2002年8月2日 |
国籍/出身 | タイ(シーサケート) |
身長 | 172cm |
ポジション | CF/WG |
所属 | ブリーラム・ユナイテッド |
※スパナット・ムエアンタとも表記される
多くの最年少記録を樹立したタイ王国の神童
プレー動画
経歴
■ 2002-2017年(幼年期~ブリーラム・ユナイテッド)
カンボジアとの国境に面するシーサケート県に1人の神童が誕生した。名前はスファナット・ムエアンタ、後に数多くの最年少記録を樹立することになる少年だ。4歳年上の兄であるスパチョク・サラチャットも現役のタイ代表としてプレーする有望株であり、そんな兄の姿を追うようにして4歳から彼はサッカーを始めたという。田舎に住んでいた彼らは将来サッカー選手としての夢を描くような少年ではなく、純粋にサッカーを楽しんでいたと回想しており、本格的にプロとしての将来を考えるようになったのは、タイの名門クラブであるブリーラム・ユナイテッドへの入団からであった。ブリーラム・ユナイテッドのアカデミーではまたたく間に頭角を現し、2017年シーズンには14歳ながらトップチームに登録されるなど、これから訪れるドラマの序章となっている。
■ 2018-2019年(ブリーラム・ユナイテッド)
2018年4月26日、タイ・リーグ(通称:T1)第12節のナコーンラーチャシーマーFC戦にて後半ロスタイムに兄のスパチョク・サラチャットとの交代でトップデビューを飾った彼は、15歳8ヶ月22日という記録にてタイリーグにおける史上最年少出場記録を樹立。1ヶ月後のエアフォース・ユナイテッドFC戦では後半45分間の出場ながら初ゴールを含む2得点を決めており、勢いそのままにタイリーグにおける史上最年少得点記録を打ち立て、2018年シーズンは12試合で2得点の活躍を残していた。
2019年シーズンに入ると、2019年3月13日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループラウンドの全北現代モータース(韓国)戦にて大会史上5番目の若さでデビューを飾り、翌節の北京国安(中国)戦では一矢報いる大会初ゴールを記録すると、ここでもまたアジア・チャンピオンズリーグ史上最年少での得点記録となっている。
代表歴
14歳ながら既にタイU16にてプレーしていた彼は、U16の10番を背負いチームの絶対的なエースに君臨。ブリーラム・ユナイテッドでトップデビューを飾ってからは、U19、U23と飛び級で選出されており、ついには2019年6月にタイのフル代表に初選出を受けている。ベトナムとの親善試合にてタイ代表における史上最年少デビューを果たし、兄と共に代表のピッチに立ったことで感動を与えていた。2019年7月より就任した西野朗が率いてからは、まだ代表に帯同しておらず、2~3週間の離脱も予想されていたことから2022年ワールドカップの予選メンバーには招集されていない。
記録類(当時)
【15歳-08ヶ月-22日】タイ・リーグの史上最年少出場記録 |
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【15歳-09ヶ月-24日】タイ・リーグの史上最年少得点記録 |
【16歳-08ヶ月-07日】アジア・チャンピオンズリーグの史上最年少得点記録 |
【16歳-10ヶ月-03日】タイA代表の史上最年少出場記録 |
プレースタイル
非常に若い年齢にて定着しているだけに、サッカーの才に溢れた天才型の選手であることは間違いないだろう。足下のスキルを中心とした技術に定評があり、本職とするフォワードとしての決定力の高さも評価できるだろう。しかしながら、線の細さはトップレベルにはないためプレースタイルを崩さない程度での強化は必須だ。