セバスティアーノ・エスポジト

選手紹介
名前セバスティアーノ・エスポジト(Sebastiano Esposito)
生年月日2002年7月2日
国籍/出身イタリアカステッランマーレ・ディ・スタービア)
身長186cm
ポジションCF 
所属インテル・ミラノ 

クラブ史上最年少でヨーロッパデビューを飾った期待の新星 

プレー動画          

経歴             

■ 2002-2014年(生い立ち~ブレシア・カルチョ)

ジャンルイジ・ドンナルンマ(ACミラン)やファビオ・クアリャレッラ(UCサンプドリア)を輩出したナポリ県の街 “カステッランマーレ・ディ・スタービア “にて彼は誕生した。父のアゴスティーノ・エスポジトは地元を本拠地に構えるSSユーヴェ・スタビアのコーチを勤めたこともあるフットボールへの造詣が深い人物であり、そんな父の下で2歳年上の兄サルヴァトーレ(2000年生まれ)と3歳年下のフランチェスコ(2005年生まれ)に囲まれながらフットボールに触れてきた幼少期だった。ファミリーに転機が訪れたのは、当時所属していたナポリ・クラブとヴィルトゥス・ヴァッラの親善試合であり、セバスティアーノは10分間の出場であったが、その場に偶然居合わせていたブレシア・カルチョのユース監督 ロベルト・クレリチ氏(かつてアンドレア・ピルロを発掘した人物)に才能を高く評価されると、3兄弟はブレシア・カルチョのユースへと加入する権利を得た。「クレリチ氏には家族同然に歓迎してくれて、フットボール以外のことに対してもお世話になった」と今は亡き恩師に対する感謝の言葉を述べている。そのブレシア・カルチョに加入した彼らだが、数年後にトップチームにおいて所得税の未払いなどが発覚するなど経済的な困窮に陥っていたこともあり、プロを目指すためには大きなクラブにいる必要があると考え、インテル・ミラノのユースに新天地を求めた。

■ 2014-2018年(インテル・ミラノ U17)

インテルに加入するも当時は、家族がブレシアの街に残っていた事から、午前中は学校に通い、 午後からミラノへトレーニングに行くハードスケジュールを続けなければならない状況だった。勉強とフットボールとの両立を目指しながらも、ネラッズーロ(インテルの愛称)のユースセクターで結果を残し続け、17-18シーズンは15歳ながらインテルU17の一員としてU17リーグに挑み、22試合で10得点を挙げるなどポテンシャルの高さを証明している。

■ 2018-2019年(インテル・ミラノ)

18-19シーズンの開幕はU17で迎えると、第2節からの14試合で16得点を叩き出し、格の違いを見せつけると、2018年末にはプリマヴェーラ(U19)の試合にも出場するようになった。プリマヴェーラでも点を取り続けた彼は、2019年3月14日のUEFAヨーロッパリーグ ベスト16ラウンド 2ndレグ、ドイツのアイントラハト・フランクフルト戦で後半28分からボルハ・バレロに代わってトップデビューを飾る。チームはベスト16ラウンドで敗退と悔しい思いを味わったが、ヨーロッパの大会に出場したインテルの選手としてはクラブ史上最年少記録を樹立し、クラブの歴史にその名を刻んでいる(16歳と255日)

代表歴            

2017年からU-16イタリア代表に選出されており、チームのエースストライカーとして12試合で8得点を記録している。 2018年9月からはU-17イタリア代表としてもプレーしており、時に主将を務めるなど、ここでも高い決定力を見せてチームのエースとして頼られている。

移籍の噂           

2018年夏には、フランスのパリ・サンジェルマンが獲得に乗り出すなど既に欧州でも注目を集めている存在となっている。18歳までインテルに残ることは正しい選択と捉えているが、今後についてはまだ不透明な状況だろう。インテルでの出場機会によっては新天地を求める可能性も少なくはない。ブレシア・カルチョへの期限付き移籍も現実的な選択肢だ。 

シーズン移籍先移籍金
2020-21SPALon loan

プレースタイル        

『Pragma Magazine』での取材内では、自身をエリア内の嗅覚に優れたストライカーだと評価し、テクニックに自信があり、ゲームメイクをすることも好きだと語っている。エリア内での駆け引きでフリースペースを見つけ、ボールを受けてからも落ち着きを払った決定力で得点を重ねるスタイルは正に発言通りだ。幼い頃からのアイドルはフランチェスコ・トッティであり、彼のプレーだけでなく、1つのクラブに対する忠誠心にも敬意を示している。また、インテルの公式チャンネルでは、チーム内でマウロ・イカルディの名を挙げて尊敬しているとも発言した。

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