選手紹介

リヤド・テラロヴィッチ

名前 リヤド・テラロヴィッチ(Rijad Telalovic)
生年月日 2008年9月28日
国籍/出身 ボスニア・ヘルツェゴビナゼニツァ)
身長 188~192cm(※推定)
ポジション CMF/DMF
所属 NKチェリク・ゼニツァ

古豪で燦然と輝くチェリクの宝石

プレー動画

経歴

■2008-2025年(幼年期~チェリク・ゼニツァ)

古代ローマ時代からの歴史を持つゼニツァ。ボスニアの工業・教育・文化の拠点として機能しているこの街にてリヤド・テラロヴィッチは育っている。幼少期からの詳しい経歴については不明だが、ボスニア・ヘルツェゴビナの独立に伴って設立された旧1部リーグで開幕から3連覇を果たしていた『NKチェリク・ゼニツァ』のU12カテゴリには少なくとも在籍していた痕跡があるなど、現在も所属する同クラブにて多くの時間を過ごしていた。

 

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彼が下部組織でプレーしている間には、TOPチームが財政難によって2020/21シーズンから4部リーグまでの降格処分を課される出来事もあったが、地元を代表するチェリクから離れることなくU17カテゴリの主力として君臨。2025年2月初旬にはわずか16歳でクラブとのプロ契約を締結するなど、ホームタウンから輩出された重要な才能として高く評価されている。

2025年8月下旬に新シーズンの開幕を迎えたボスニア・ヘルツェゴビナ2部リーグでは、開幕節となるNKトラブニク戦のスターティングメンバーに名を連ねており、16歳4ヶ月12日でのTOPデビューは1990年にエルヴィル・ボリッチが記録した若さを上回るクラブ史上最年少記録を樹立。勢いそのままに翌節のHNKトミスラヴ戦でCKからの流れで初得点を挙げており、出場だけでなく得点記録においてもクラブ史にその存在を刻むことに成功した。2025/26シーズンはデビューイヤーながら9月までに6試合2得点3アシストを記録するなど、2部リーグのサプライズとなっているところだ。

代表歴

プロ契約を締結した2025年2月にはボスニア・ヘルツェゴビナU17に選出されているが、同年5月のU17EURO予選には招集されておらず、海外組や国内TOPリーグに所属している同世代のなかで彼の存在は隠れたものであった。それでも2部リーグでの活躍から2025年10月にはボスニア・ヘルツェゴビナU19に招集されており、ジョージアU19戦で出場機会を得られているなど今後は世代別代表にも積極的な介入が予想される。

移籍の噂

契約期間は不明であるが、2025年2月にプロ契約を締結したと考えると2027年頃までは契約が残っていると推察される。代理人は東欧地域に強みを持つGermania Sportagentur GMBHが務めている。現時点で移籍の噂は報じられていないが、彼自身が憧れを持つクラブは旧SNSアカウントのプロフィールに記載されていたFCバルセロナだ。

プレースタイル

アンカー/ボランチを主戦場とする中盤のファイターであり、ボール奪取力と正確かつ冷静にボールを扱いながら配給役をチェリク・ゼニツァで担うなど、17歳になって1ヶ月にも満たない若さながらピッチ上での成熟性を見せている。彼のポテンシャルを引き立てているのは推定180cm台後半以上の身長であり、その体躯を活かしたセカンドボールの回収やセットプレーでも脅威となるなど、ボスニア・ヘルツェゴビナ2部に留まらない才能であることは間違いないだろう。

小ネタ

愛称はRijadを縮めたRiki(リキ)である。

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