名前 | リカルド・ペピ(Ricardo Pepi) |
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生年月日 | 2003年1月9日 |
国籍/出身 | アメリカ(エルパソ) |
身長 | 185cm |
ポジション | CF |
所属 | FCダラス |
リカルド・ペピーとも表記される
圧倒的な得点力でMLSでのブレイクが期待される逸材
プレー動画
経歴
■2003-2020年(幼年期~FCダラス)
メキシコとの国境に接するテキサス州のエルパソに生まれ、FCダラスが保有しているアフィリエイトクラブ(地域密着型の育成組織)の一つで彼はキャリアを始めていた。ダラスはアフィリエイトクラブから才能を発掘するセレクションを毎年開催しており、2015年に2日間のオープントレーニングで初めてクラブは彼を発見したという。そして2016年よりFCダラスのアカデミーに加入すると、初年度となったU-13カテゴリでは15試合で18得点、U-14では13試合12得点を記録。2018年シーズンからU-16に昇格すると14試合5得点、同年にはU-17カテゴリで8試合で驚異の19得点を記録するなど、各カテゴリにおいてストライカーとしての才能を遺憾なく発揮していた。
2019年シーズンよりUSL1(アメリカ3部)にFCダラスのリザーブチームとして参入することが決まっていたノース・テキサスSCに期限付き移籍という形で昇格すると、2019年3月31日にUSL1の開幕節となったレッド・ウルブス戦でいきなりハットトリックを記録し最初のプロカテゴリで衝撃的なデビューを飾っている。その後もUSL1ではレギュラーシーズンの12試合で9得点を記録すると、2019年6月にはUSオープンカップ1回戦のオクラホマシティを相手にトップデビューを飾り同試合では1アシストを記録した。6月以降はプロ契約に伴いトップチームにも招集されるようになり、出場時間はわずかであるがMLS(アメリカ1部)でも7試合(71分)に出場するなど、2020年シーズンでの本格的なブレイクも期待される有望株だ。
代表歴
両親は共にメキシコ人であるため、代表としてはアメリカとメキシコの両方から選択できる権利を持っている。既にメキシコU16とアメリカU16の両方から招集を受けているが、直近では2019年のU-17ワールドカップにアメリカU17として出場しているため、フル代表は生まれ故郷のアメリカを選択する可能性が高いだろう。
移籍の噂
2019年6月21日にFCダラスとは26番目のホームグロウン契約を交わしているが、具体的な契約期間は明かされていない。2019年11月にはFCダラスが育成パートナーシップを提携しているバイエルン・ミュンヘンにて2週間のトレーニングに参加しているが直接的な交渉にはなっていないだろう。言語は英語とスペイン語の両方を話すことができるためヨーロッパでプレーすることになっても言葉の面では問題ない。
シーズン | 移籍先 | 移籍金 |
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2020-21 | ノース・テキサス | on loan |
プレースタイル
疑いようのないストライカー気質であり、得意とする裏への抜け出しの他、シュート意識の高さから遠くからも積極的にゴールを狙うなどフィニッシャーとしての役割が主だ。また、185cmのフィジカルからポストプレーも得意とし、他にも自身で直接フリーキックからゴールを生み出すことができるなど既に完成されつつある存在と言える。