名前 | ピエトロ・ペッレグリ(Pietro Pellegri) |
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生年月日 | 2001年3月17日 |
国籍/出身 | イタリア(ジェノヴァ) |
身長 | 188cm |
ポジション | CF |
所属 | ASモナコ |
21世紀生まれを代表するアズーリの新たな神童
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経歴
イタリアのジェノヴァにて誕生した彼は、ジェノヴァの西部にあるペーリに育った。最初のクラブであるペグリエーセにてキャリアをスタートさせた後、ジェノアのアカデミーに移っている。当時からイタリアで開催されたナイキカップや、マンチェスターで開催された国際大会にて活躍を残すなど、既にクラブの重要な存在として認知されていた。
そんな彼は2015-2016年シーズンより、わずか15歳ながらU-17チームに昇格を果たす。リーグ戦では2つ上の世代を相手に得点こそはこのシーズンで奪えなかったものの、彼にとって貴重なシーズンとなった。
U-17では際立った活躍は残していないが、その才能は十分に評価をされており2016-2017年シーズンはU-19チームへと昇格。するとプリマヴェーラ・ジローネC(U-19)の第5節アタランタU-19との試合で得点を決めるなど、その後も上の世代を相手に得点を重ねていきU-19では15試合7得点の記録を残している。
こうした活躍が評価されると、2016年12月22日にセリエAの第18節トリノFCとの試合においてトマス・リンコンとの交代でセリエAにおけるデビューを果たした。この時の年齢は15歳と280日であり、かつてアメデオ・アマディが記録した年齢に並びセリエA歴代1位の記録となっている。また、21世紀の生まれでセリエAでの初のプレーヤーとなった。彼の活躍はそれだけに留まらず、最終節であるASローマを相手にはセリエAの歴代3位の記録となる初ゴールを決め、その才能の大きさを見せつけてシーズンを終えることとなった。
2017-2018年シーズンに入ると、第4節のラツィオとの試合で2得点を決め、欧州5大リーグにおける2000年以降の生まれの選手での初の複数得点者として歴史に刻まれるスタートを切っている。そして冬の移籍市場の終わりが近づいた2018年1月27日、フランスのASモナコと合意し、約2100万ユーロの移籍金を置き土産にジェノアを去っていった。
冬からの加入となったモナコでは、第26節のディジョンとの試合にてバルデ・ケイタに代わりフランスデビューを飾る。しかし、その後負傷により約3ヶ月の離脱を余儀なくされ、第36節のSMカーンとの試合で復帰をするも移籍後初シーズンは不完全燃焼で終えている。
2018-2019年シーズンに入ると、第3節のジロンダン・ボルドーとの試合にて途中出場ながら移籍後初ゴールを決める好スタートを切っている。モナコでは途中出場とされている彼だが、チームはシーズン序盤だが低迷をしており彼が先発として起用されることも可能性としては高い。怪我に悩む選手だが、ポテンシャルはイタリアサッカー界でも随一だ。
代表歴
イタリアU-15、U-17、U-19と常に飛び級でプレーしてきた彼は、2018年9月1日に、新たに設立されたUEFAネーションズリーグに臨むイタリアA代表メンバーへ初招集を受けている。しかし、メディカルチェックにて負傷が発覚しており、無念の離脱を余儀なくされた。それでも今後、アズーリの一員として活躍する日も近いだろう。
移籍の噂
ジェノア在籍時にはユヴェントスからのオファーもあったことが伝えれているが、彼としては競争に勝つことは難しいと判断しASモナコを選んでいる。モナコとの契約は2022年夏までと長期契約となっているため、移籍は考えづらいところだろう。まずはモナコでポジションを掴むことだが、年齢的にレンタルで移籍することも育成オプションの一つとして考えられそうだ。
プレースタイル
188cmと恵まれたフィジカルを軸に、基本的なテクニックも備えているなど完成度が高いストライカー。ズラタン・イブラヒモビッチがアイドルだと語り、プレースタイルとしてはクリスティアン・ヴィエリにも例えられている。