名前 | オヌルハン・バブスク(Onurhan Babuscu) |
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生年月日 | 2003年9月5日 |
国籍/出身 | オーストリア(バーデン・バイ・ウィーン) |
身長 | 176cm |
ポジション | AMF |
所属 | アドミラ・ヴァッカー |
親友であるユスフ・デミルに続きたいオーストリアの才能
プレー動画
経歴
■2003-2021年(幼年期~アドミラ・ヴァッカー)
オーストリア屈指の温泉地バーデン・バイ・ウィーンに生まれた彼は、トルコにルーツを持った少年であることで知られている。そのため、同世代のユスフ・デミルとはトルコだけでなくトラブゾンという特定の地域にまで一致したルーツがあることから、U10の頃から親友の関係性を築いているという。5歳になると地域のASKバート・フェスラウにてキャリアを始めており、U10カテゴリでは既に10番を着用するほどの才能を見せていたことで、2011年8月よりFCアドミラ・ヴァッカーに加入した。
アドミラ・ヴァッカーの下部組織では1~2歳上のカテゴリでプレーするのが常であり、15/16シーズンは12歳でU14(29試合18得点)、17/18シーズンは14歳でU15(22試合7得点)、18/19シーズンは15歳でU16(22試合18得点)を記録。こうした順調な歩みから2020年6月にはブンデスリーガ(オーストリア1部)第24節のSVマッテルスブルク戦では16歳にしてトップデビューを飾っている。しかし、20/21シーズンではブンデスリーガの2試合に出場するも、11月下旬に膝を負傷してしまったことで、残りの6ヶ月間を離脱するという不運にも見舞われている。そのため、21/22シーズンより本格的にトップチームでのプレーが始まっているのだが、第2節のSKアウストリア・クラーゲンフルトでいきなり2得点を奪ったことで勢いに乗るなど、ポテンシャルの片鱗を感じさせている状況だ。
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代表歴
オーストリアU15~U17でのプレー歴を持っており、2018年10月にはバル・ド・マルヌU16国際親善トーナメントで日本U16とも対戦した。同大会は日本、イングランド、フランスに全敗となったが、彼自身はイングランドU16を相手に2得点を記録している。2020年11月にはオーストリアU21にも選出されていたが、彼はそこで膝を負傷してしまったため、デビューには至っていない。
移籍の噂
アドミラ・ヴァッカーとの具体的な契約期間は明らかとなっていないが、2021年5月に契約延長したことは公式ウェブサイトにて発表されている。現時点で引き抜きの噂はなく、負傷から復帰して本格的なシーズンを歩んでいる段階なので、彼の名前が聞こえるようになるのは次の移籍市場だろう。
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プレースタイル
卓越したボールコントロールを持ったNo.10であり、細かいタッチのドリブルから個人技で打開できる強さを持っている。シュート能力に優れているだけでなく、シュートに至るまでのプロセスが良いため自身の得意とする形を生み出すこともお手の物だ。アドミラ・ヴァッカーの指揮官であるアンドレアス・ヘルツォークは「彼はコミニュケーション能力が高く、ユーモアがありポジティブなんだ」と性格面も評価している。彼自身は得点力はあると自己分析しながらも、どちらかといえばアシストを狙っているスタイルであることも語った。