名前 | ユスフ・デミル(Yusuf Demir) |
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生年月日 | 2003年6月2日 |
国籍/出身 | オーストリア(ウィーン) |
身長 | 173cm |
ポジション | AMF/CF |
所属 | ラピド・ウィーン |
育成の失敗が許されないオーストリアの神童
プレー動画
経歴
■2003-2020年(幼年期~ラピド・ウィーン)
名前に表れているようにトルコにルーツを持っている選手であり、家系のルーツはトラブゾン(トルコ)にあるが、彼自身はオーストリアのウィーンで生まれ育っている。最初に所属したクラブはオーストリアで最も古い歴史を持っているファースト・ヴィエナFCであり、10歳までの約3年間を同クラブにて過ごしていた。現在のラピド・ウィーンには2013年から所属しており、様々なカテゴリで卓越した存在感を放っていたという。
そんな彼の名前が知れ渡るきっかけとなったのが、ドイツで開催されたメルセデス・ベンツ・ジュニアカップ(U19)であり、2019年大会でわずか15歳だった彼は、ラピド・ウィーンを準優勝に導いており、同大会における史上最年少での大会MVPに輝いた(翌年の同大会では優勝を果たしており、2大会連続で大会MVPに選出されている)。
2019年5月にラピド・ウィーンとプロ契約を締結した彼は、2019年12月14日に行われたオーストリア・ブンデスリーガ(オーストリア1部)第18節となるアドミラ・ヴァッカー戦にてトップデビューを飾っており、2019/20シーズンはトップチームで6試合に出場している。
代表歴
14歳でオーストリアU15に招集を受けていた彼は、U15代表としては8試合で10得点を記録している。1年後には15歳でオーストリアU17にも名を連ねており、そこでもまた飛び級ながらチームの得点源として結果を残しているなどオーストリアでのフル代表デビューも望まれるほどだ。しかし、黙っていないのがトルコであり、2019年に彼をトルコU17に招待したことが明らかとなっているため、将来的な選択には目を離せない。
移籍の噂
レアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、ドルトムントetc…と挙げれば切りがないほど多くのクラブから関心を集めている。ラピド・ウィーンとは2022年6月末までの契約を残しており、クラブ関係者は8桁(1000万ユーロ~)の移籍金が必要になるだろうと要求している金額は大きい。
プレースタイル
魔法の左足を持ったサッカーセンスの塊ともいえる天才肌のプレーヤーであり、圧倒的なテクニックでチームの攻撃に幅を持たせる神童だ。センターフォワードやトップ下、偽9番の役割をこなすことが可能であり、エレガントかつ敏捷性のあるドリブル、精確かつ強力なシュートなどは彼の大きな武器となっている。