名前 | ニコラス・カストロ(Nicolás Castro) |
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生年月日 | 2000年11月1日 |
国籍/出身 | アルゼンチン(ラファエラ) |
身長 | 181cm |
ポジション | AMF |
所属 | ニューウェルズ・オールドボーイズ |
国内リーグで躍動するニューウェルズの新たな才能
プレー動画
経歴
■2000-2016年(幼年期~9 de Julio)
アルゼンチン・サンタフェ州の州都から約96kmの距離にあるラファエラ。自然環境や建築物、文化の美しさから『La Perla del Oeste(西洋の真珠)』とも表現されるこの街にて彼は生まれ育っていた。アルゼンチンの独立宣言が行われた7月9日に由来する『CA 9 de Julio』が最初に所属したクラブであり、3歳の頃に父親に連れられてからは一度も辞めることはなかったという。
1904年からの歴史を持つ同クラブの下部組織で育てられると、2016年には16歳でトルネオ・フェデラルB(地域リーグ)でのトップデビューを果たしたことから問い合わせが届くようになっていた。こうした流れからタジェレス・デ・コルドバでのテストを受けているが、評価は高くも彼自身がコルドバ州での生活を望んでいなかったことから破断。CA 9 de Julioのライバルでもあるアトレティコ・ラファエラも興味を示していたが、彼が選択したのはリオネル・メッシを始めとするレジェンドを輩出し続けているニューウェルズ・オールドボーイズであった。
■2016-2021年(ニューウェルズ)
ニューウェルズではセクスタ・ディビシオン(U17)に組み込まれているが、1年後の2017年11月にはボカ・ジュニアーズへの移籍の噂が過熱しており、一時は古巣である9 de Julioが20%の保有権を出張しながらコメントをするなど現実味が増していた。それでもニューウェルズに残ることを選択すると、19歳となった2019年11月に行われたアルゼンチン・プリメーラ・ディヴィシオン(アルゼンチン1部)のアルヘンティノス・ジュニアーズ戦にてニューウェルズでのトップデビューを達成している。
その後はCOVID-19の影響で試合から遠ざかっていたが、2021年5月のコパ・スダメリカーナでのCDパレスティーノ(チリ)を相手に初得点を奪うと、2021年7月からのアルゼンチン・プリメーラ・ディヴィシオンでは開幕節となるCAタジェレスを相手に2アシストで勝利に貢献。開幕12試合で5得点5アシストという活躍で一気に評価を上げており、新たなスター候補への仲間入りをした。
代表歴
アルゼンチンU17でのプレー歴を持っている彼は、そんなU17でプレーしていた2017年にU20とフル代表のスパーリングパートナーとして帯同している。現在は代表でのプレーが遠ざかっているが、このパフォーマンスを続けることができれば将来は明るいだろう。
移籍の噂
過去には様々なクラブに加入する可能性があった彼だが、現在は具体的な移籍の噂は報じられていない。ヨーロッパへの興味を持ちつつも、その前にボカ・ジュニアーズやリーベル・プレートを経由するのも選択肢としては持っているという。ニューウェルズとの契約は2023年12月末までとなっている。
プレースタイル
4-3-3のインサイドハーフを得意ポジションとする彼は、両利きとも称される(実際には右足の方が長けている)テクニックを武器に攻撃的なプレーでチームを救う存在だ。彼の美徳は前進することであり、ロングレンジからのシュートも積極的に狙うほどにゴールへの意識が高く、実際にGKが触れないような際どいコースへのゴールが確認できるなど彼を形成する要素の一つだろう。
181cmと物理的な強さを持っており、ニューウェルズの中盤に求められる守備のタスクにも順応することも可能だ。猪突猛進な部分も見られるため、周囲を把握し適切なプレーを選択することは改善すべき点だとも言える。そんな彼のアイドルはフアン・ロマン・リケルメであり、メディアからも似ていると言われるも彼は自分の名前を作りたいことを語っている。