管理人推薦選手紹介

マイケル・ヌーナン

名前 マイケル・ヌーナン(Michael Noonan)
生年月日 2008年7月31日
国籍/出身 アイルランドエリスタウン)
身長 175cm(※推定)
ポジション CF
所属 シャムロック・ローヴァーズFC

ルーニーに憧れる新たなアイリッシュストライカー

プレー動画

経歴

■2008-2022年(幼年期)

アイルランド南東部のキルデア県が彼の地元にあたり、自然と歴史が調和する静かな田園の町であるエリスタウンにて落ち着いた暮らしをしていた。父親のアンドリュー・ヌーナンはアイルランド1部でのプレー経験もある元プロサッカー選手であり、そんな父親の影響を受けながら彼もまたボールを蹴り始めている。アイルランドの少年であるため、国民的人気スポーツのゲーリックフットボールにも親しんでいたが、彼の才能はゴールを決めることにあることが明らかになったことで、フットボールにてその才能を伸ばすことを選択していた。

初期キャリアを過ごしたのはラサンガンの隣町にある『モナスタレビンAFC』であり、U8レベルになると首都ダブリンにある『クラムリン・ユナイテッド』にも通いながらプレーしていたという。12歳になると『バリーオルスター・ユナイテッド』への移籍を決断しており、これはダブリンの地域選抜がサタデーリーグに出場しているチームから選ばれていることが由来するなど、より高みを目指すための選択であった。

■2022-2024年(セント・パトリックス)

バリーオルスターに所属することのメリットはそれだけではなく、アイルランド1部の『セント・パトリックス・アスレチックFC(通称:セインツ)』のトレーニング拠点として使用されていたであった。このため、セインツの関係者は彼の存在を認識しながらスカウトを続けており、2022年に満を持してU14カテゴリに招き入れるなどキャリアが急速に進展した。そのまま15歳でU17、U20まで到達するなどユースセクターを駆け上がりながら、2024年2月に行われたレンスター・シニアカップのUCD戦では15歳でのTOPデビューを達成。準決勝と決勝の2試合で3得点1アシストを記録するなどクラブの優勝に大きく貢献している。このレンスター・シニアカップでの活躍が認められ、2024年10月のボヘミアンズ戦では念願のアイルランド1部リーグデビューも達成した。

■2025年(シャムロック・ローヴァーズ)

セインツで順調な歩みを見せていた彼であったが、2025年1月に同じくアイルランド1部の『シャムロック・ローヴァーズFC』に移籍することが発表。セインツのプロ契約オファーを断った上での決断であり、祖父の世代からローヴァーズのファンであったことを明かしながらキャリアのステップアップにはこのクラブである必要があったと語っている。ローヴァーズではTOPチームに登録されると、1ヶ月後に行われたUEFAカンファレンスリーグのモルデFK戦でいきなり先発起用され、後半10分に値千金の決勝点を記録する大仕事を彼はやってのけたのだ。

欧州の舞台で名刺代わりのパフォーマンスを見せたことが信頼に繋がり、そのままアイルランド1部リーグの開幕から出場機会を獲得。第11節のボヘミアンズ戦でリーグ戦初ゴールを奪いながら、2025年5月には3試合連続得点も記録するなどアイリッシュストライカーとしての才能を伸ばし続けているところだ。

代表歴

14歳2ヶ月の若さでアイルランドU15代表に選出されて以降、彼は各世代別代表のストライカーとして定着。U15ではトルネオ・デッレ・ナツィオーニ2023(イタリア)において開催国のイタリアを含めて全試合での勝利を果たすなど、同大会でアイルランドへの初タイトルをもたらしていた。そのまま15歳でU17、16歳になった現在はアイルランドU18とU19に飛び級で出場しているなど、国内屈指の逸材としての評価を世代別代表でも手にしている。

移籍の噂

セインツでレンスター・シニアカップでの活躍をしていた2024年にはマンチェスター・シティとの契約が報じられており、トライアルの末に移籍が可能な18歳(ブレグジットの規定)になるまでの事前契約に署名すると考えられていたが結果的にはローヴァーズに移籍する形で噂を終結させている。むしろ彼はマンチェスター・ユナイテッドのファンであることを公言しており、そのきっかけとなったウェイン・ルーニーが幼い頃からのアイドルであるそうだ。

プレースタイル

左利きのNo.9タイプであり、16歳らしく意欲とエネルギーに満ち溢れた姿でゴールに迫りながら、正確な意思決定と完成されたフィニッシュ力を武器に得点を量産する。また、オフザボールの動きに優れており、緩急をつけながら相手DFを置き去りにするだけでなく、アグレッシブなランニングで守備を翻弄するなど、自分の動きで何かを起こそうという意思が強く現れているだろう。シュート施行の積極性も評価できるが、その積極性に対して枠内にボールを飛ばすことも確率としては高いこともさらに評価できるだろう。フィジカル面は推定175cmのリーチに線の細さが目立つがこれからだ。

小ネタ

父親のアンドリュー・ヌーナンは2020年8月にヘロインの密輸容疑で逮捕されており、2025年5月には密輸の監督者という重い立場にいたと判断され、13年6ヶ月の懲役刑が言い渡されている。息子であるマイケルも父が判決を受けた数時間後には試合遠征に帯同するなど、キャリアにも影響するかと考えられていたがその試合で得点を記録している(その後3試合連続得点)。現時点では成績には影響していないが、16歳と若いため見守る必要があるだろう。

タイトルとURLをコピーしました