マッティア・ザノッティ

選手紹介
名前マッティア・ザノッティ(Mattia Zanotti)
生年月日2003年1月11日
国籍/出身イタリアブレシア)
身長177cm
ポジションRSB
所属インテル・ミラノ

クロスを武器にプリマヴェーラで躍動している謙虚なリーダー

プレー動画

経歴

■2003-2017年(幼年期~ブレシア)

イタリア有の工業都市であり中世ヨーロッパ時代からの技術が受け継がれてきたブレシア。マッティア・ザノッティはそんなブレシアにて生まれており、ロベルト・バッジョがブレシア・カルチョにて現役最後を迎える前年の出来事であった。父マルコ・ザノッティ、ロナート・デル・ガルダ(基礎自治体)の市議会議員を務める母ミケーレ・マガグノッティの次男として育ち、兄シモーネの影響で5歳からヴィルトゥス・フェラルピ・ロナトにてサッカーを始めると、8歳には地域を代表するブレシア・カルチョに加入。

ブレシア・カルチョの下部組織でも優れた才能を持った選手として評価され、キャプテンマークも着用していたことから様々なトップクラブから関心が集まるようになったという。その争奪戦に勝利したのがインテル・ミラノであり、彼が14歳となった2017年夏より移籍が実現している。

■2017-2021年(インテル)

1年目を締めくくる2018年6月にはU15セリエA/B(イタリアU15リーグ)チャンピオンにインテルU15を導いており、ユヴェントスU15に5-0の圧倒的な強さを見せた試合でも得点を奪っていた。早々にクラブとチームメイトからの信頼を得た彼は、自身のアイドルでもあるハビエル・サネッティに因んで『Trattore(トラクター)』というニックネームが付けられている。

2019/20シーズンからインテルU17にて本格的にプレーすると、COVID-19の影響でリーグは中断となったが13試合に出場。翌年には17歳の若さでインテル・プリマヴェーラ(U19)に昇格し、プリマヴェーラ1(U19リーグ)では得失点差でサンプドリアにレギュラーシーズンの優勝をさらわれるも2位でフィニッシュした。続くファイナルステージ準決勝では延長戦にてエンポリ・プリマヴェーラに敗れるも、彼自身は1得点を奪っている。プリマヴェーラでのパフォーマンスが評価された彼は、新たにシモーネ・インザーギが就任したトップチームのプレシーズンにも帯同しており、これからの活躍にも期待が集まる存在だ。

代表歴

2018年4月にイタリアU15に選出されるなど、各世代別代表における中心選手として定着している。COVID-19の影響を挟みながらもイタリアU16~U17まで順当にプレーし、2021年9月にはイタリアU19でのデビューも飾った。

移籍の噂

インテルとの契約期間は明らかにされていないが、まもなくプロ契約を締結することだろう。

プレースタイル

右サイドバックを主戦場としており、3バック時には右ウィングバックを務める。最大の武器はクロスの質にあり、抜き切らないアーリークロスは相手にとって脅威そのものとなる強みだ。ブレシア・カルチョの下部組織時代から主将を担っていることもあり、彼が見せるキャプテンシー溢れる熱い闘志はチームに勢いを与えるだろう。冷静に試合の流れを判断できるため、先読みからのインターセプトと寄せの素早さでカウンターの起点となることも多く、攻守に両面において貢献度の高いオールラウンドなサイドバックだ。とはいえ身長が高くないこともあり、フィジカルの差を武器に一瞬で抜き去るタイプのドリブラーには苦戦を強いられるなど、経験を積むことで改善が必要な箇所も見られる。ただ、これらも両親の教えである謙虚な姿勢で取り組むことだろう。トップチームのトレーニングに参加した際にはマッテオ・ダルミアンから学びたいと語っており、今季よりプリマヴェーラの指揮官にクリスティアン・キヴが就任していることも彼にとっては追い風となる見通しだ。

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